夫が亡くなり3年が過ぎました。
私は夫と一緒に会社を経営していました。
残された私は、はたして男社会の分野でひとりやっていけるのだろうか、と随分悩みました。
実際、周囲からは事業を辞めてしまうのではないか、と思われていたようです。
最近になって夫が成仏できたと知り、安心しました。
彼は会社を守ってくれる、と言ってくれました。
時折、夫は近くに来ているようです。
私は一向に気付けません。
合図が欲しい、と亡き夫に伝えると「お皿のような物を叩いて音を出すから」と言います。
ピンときました。
生前、彼は皿のような丸い缶のフタをよく叩いていました。
亡くなっても人は変わりません。
生前の習慣や、約束していたことをきちんと守ってくれるのですから・・・。