祖母は8年ものあいだ寝たきりでした。
自宅で母が介護をしていたのを覚えています。
働き者だった祖母は、休むことを知らない人でした。
嫁いだ母も、働いてばかりでした。
私は、そんな祖母と母が可哀そうでした。
苦労続きの母は気の毒だった、と思っています。
しかし、事実は違っていたようです。
寝たきりの祖母は心置きなく嫁に甘えられて、とても幸せだったと言います。
母は嫁として精一杯、姑のお世話ができた、と満足しています。
2人の気持ちを誰も想像できません。
他人を哀れむ前に気付きたいと思います。
サマンサの姿を見て「気の毒な人だ」、と哀れむように(笑)。
あなたの見ている人たちは、心の中で幸せかもしれませんから･･･。