東京オリンピックの総合馬術競技、障害飛越での出来事です。
ある障害物の前にくると失敗する選手が続出した、と話題になりました。
それは「ダルマ」があしらわれた障害物です。
「ダルマの鬼門感がすごい」など、ダルマに馬が驚いたせいでは、との説も飛び出しているとか。
人間や動物は目で見るだけでなく、心でも何かを捉えています。
心がいったい何を見たのか、自分ですら分からないこともあります。
では、競技中の馬は何を見たのでしょう。
「ダルマ」は、そもそも菩提達磨(ぼだいだるま)という仏教僧の姿を表しています。
馬が見たのは「いのち」です。
生死の命ではなく、尊い「いのち」の威厳に畏れたのです。
さて、あなたが「いのち」(生きかた)の大切さを知るとき。
他人は、あなたの威厳や尊さを畏れるのですから・・・(難)。