私より先に出勤していた彼女は「鍋の火を消し忘れたかもしれない、自宅に戻ってみる」と言いだしました。
きっと大丈夫だろうと思いながらも、すぐ家に帰るよう促しました。
しばらくして彼女が会社に戻ってくると「やはり火がついていました。鍋は焦げていました」と青ざめた様子で報告してくれました。
なんでも、会社に着いてからお弁当を見て気が付いたとか。
あとから、彼女の投げやりな気持ちが原因で引き起こした現象だと知りました。
危うく火事になるところでしたが、間に合ってよかったと思いました。
会社には護摩祈祷したお札を祀っていました。泥棒や火事、災難よけのお札です。
私はお札に手を合わせ、ご加護に感謝しました。
すると「当然のことをしたまでです」、と天界から声が聞こえるのですから・・・。