父は脳溢血で倒れてから、意識は回復したものの家族の顔もわからず、かな文字も読めなくなっていました。
長いあいだ車いす生活でした。半身不随のまま、末期は病院のベッドで15年を過ごしました。
「父は成仏していますか?」、今日は父の命日だというXさん。
サマンサは、笑顔のお父様をみていました。
「最高に幸せだった」と娘に伝えて欲しい。お父様から娘のXさんに届いたメッセージです。
彼女はその言葉に驚きました。
これまで父を気の毒で可哀そうな人だと思っていたからです。
安堵しました。ようやく父の気持ちを知ることができたのですから・・・。