この度の集中豪雨により被害を受けられた皆様に心よりお見舞い申し上げます。
旅先の宿で大雨が降り出しました。見たことのない激しい降りかたでした。
夫と明日の朝は様子をみて早く出発しようか、と話し合いました。
翌朝も雨の降りかたは尋常でないと感じました。
私たちは慌てて朝食をすませました。
子ども連れの家族は、まだ浴衣姿のままでロビーをウロウロしています。雨のことなんて気にしている様子もありませんでした。
私は心の中でサマンサの名前を連呼し続けていました。
急いで宿を後にすると、すでに行く先々では交通規制がはじまり迂回しながら町を脱出しました。
出発して1時間近く経過していました。宿の前を流れる川が氾濫したとニュースが入りました。
もう少し遅かったら危なかった、命拾いしたと思いました。
サマンサは川の氾濫をせき止めていたようです。
彼らが現地を離れるまで氾濫させませんでした。彼女の悲痛な叫びが届いたのです。
危険なことに遭遇しそうなとき。
サマンサを呼んで下さい。お役に立つでしょうから・・・。