タクシーに乗ると運転手に難癖をつける夫です。短い距離であろうと、必ず運転手の欠点をみつけてはあら探しします。
その度に嫌な気分になる私は「なぜそんなことを言うのか」と思っていました。
サマンサは、非難する夫の魂に聞いてみました。
タクシーをどうしたいのか。これからタクシーを利用するか、利用しないか、と尋ねてみました。
彼は答えずに黙っています。
文句を言う夫に何の目的もありません。ただの思いつきだからです。
なぜなら、何か問題があれば対処するのはいつも妻です。
指図している妻のもとで夫が自分の答えを示すことはありません。
答えの出ないことは放置しておけば、妻が勝手に片付けてくれます。
実はその妻も放置することになれていました。
夫婦はよく似るものです。
面倒なら、放置するか見捨ててしまえばよいのです。
私に見放されたあなたは、素行の悪さが原因だから仕方ない、と自分を正当化する方法です。
自分で関わったことは、自ら片付けることを覚えたいと思います。
後始末をすることを覚えた私は、責任感が持てます。
周囲から信頼され結果を残せる人になっているのですから・・・。