仕事ができると認める人は多く、Xさんは周囲から高い信頼を得ていました。
しかし、彼女は出来ない人の気持ちになれません。
悪気はありませんが気に留めることもせず、優等生は他者のためにその能力を使おうとはしませんでした。
彼女に憧れを抱くZさん。
なんとか彼女と並ぶ仕事をしたい、近づきたいと思っていました。教えて欲しいことはあるものの、聞く勇気はありませんでした。
彼女の意識に入り込もうとするZさんがいました。Zさんの魂は次第に「なぜ私の方を向いてくれないのか!」そう叫ぶようになりました。
そんなZさんとは犬猿の仲だった、と話すXさん。
まさかZさんが自分に憧れを頂いていたなんて知る由もありません。
たとえ期待していない存在だったとしても、私はどう関わるべきだったのか。Xさんは他者を思うことを考えはじめるのでした・・・!