この季節、紅葉を楽しめる日光は、たくさんの滝があることでも有名です。なかでも「華厳滝」は壮大で人気の観光スポットです。
華厳滝は、仏教経典の『華厳経』から名づけられたといわれます。『華厳経』とは、華で荘厳された世界(さとりの世界)を描いた経典です。
周辺には、阿含・般若・涅槃などの名前の滝があり、仏教を知る者ならピンとくる言葉だらけです。
実は、日光という地名にも一説では仏教が関係しているとか。
さて、観音菩薩はサンスクリット語でポータラカという山に住んでいます。ポータラカを音写した漢字が、補蛇落山です。
補蛇落の漢字は、ふたらと読めます。
ふたらを漢字で、二荒と書くことができます。
二荒神社をはじめ、全国に二荒の名前がみられるのも頷けます。
二荒を読むと、ニッコウ。
日光になりましたね!
因みに先日、来日したダライ・ラマ法王(観音の化身)が住む宮殿をポタラ宮殿といいます。
話は尽きませんから、続きはまた。