意識の働きとは №1604義母にもらった大切なバッグ。自転車に乗って失くさないよう子供の手に握らせました。 降りるときになってみると、子供の手にバッグはありません。 いったいどこで落としたのか、まったく気付きませんでした。 理由を告げず、子供に握らせたバッグ。 何も知らない子供は、いつの間にか手を離していました。 意識のない人間は、握りしめていることを忘れるのです。 もしも、目的を知って握っていたなら。 子供だとて、決して手を離さなかったでしょうから・・・。