幸福を願う №910山田洋次監督の映画『母と暮せば』を観てきました。1948年8月9日、長崎で助産婦をして暮らす伸子を吉永小百合が演じ、浩二役の二宮和也が3年前に原爆で死んだはずの息子として現れる。2人は浩二の恋人・町子の幸せを気にかけながら、たくさんの話をする。その幸せな時間は永遠に続くと思われたが…。死んで亡霊となった息子と熱く語り合う母に、監督は何を伝えたかったのか。人はきっと、誰かの幸福を願い生きているのかもしれない。そんなふうに思うのです。