平穏に衆生が暮らせますようにと祈りながら、懸命に働いていた氏神様。
時に汚れた土地は光を求め、氏神様なりに、なんとか綺麗に整えようと必死です。
住む人々の心模様が疲れていると氏神様も大変な御苦労が必要な訳で、元気な人が多いと癒され励みになるのです。
レストランを経営すOさん。2年ほど前に今の地へ移り住みました。
以前のお店は良かったと言います。
なぜなら、レストランはかつてのような評判の行列が作れないのです。
この場所が良くないのかもしれないと思う様になりました。
氏神様は、Oさんが地域の特性を熟知できるのか試していたのです。
求められるお料理は、この地に相応しいメニューです。
「残念なことです。嫌われては仕方ない」と氏神様。
しかし、氏神様が応援していると知ったOさん。
簡単にあきらめません。
いつしか情熱はお客様へと届き、必ず繁栄に繋がるのですから。