週末になると、子供達家族が集まるW家。
家事をこなすお祖父ちゃんはよく体の動く人でした。
お祖母ちゃんは外出好きで、マイペースでしたが、誰からみても恵まれた姿です。
90歳を過ぎたお祖父ちゃんは、入退院を何度か繰り返していました。
しかし、妻であるお祖母ちゃんは一度も見舞いに行くことはなかったようです。
ある日の朝食。
庭先へネギを取りに出たお爺ちゃんは裏口で突然倒れ、帰らぬ人となりました。
後頭部に大きな傷ができていたといいます。
数日にわたり自宅へ警察が来る始末。お祖母ちゃんは大変な心労でした。
文句も言わず妻に尽くしたお爺ちゃん。復讐は最後に訪れました。
それは、無言の怨念。
身近で奇妙な亡くなり方をする人がいたなら・・・もしかして(恐)。