お大師さま、と呼ばれる弘法大師を祀る高野山はお寺の町、宗教都市ですが、実は、高野山真言宗の総本山金剛峯寺の境内には、神社もあるのです。
「三宝荒神社」といい「仏・法・僧」三宝の守護神です。
さらに高野山から荒神岳の山道を登っていくと、高野山の奥社「立里荒神社」があります。
弘法大師が伽藍建立にあたって地鎮の時、荒神ヶ岳に住む神が現れ、「あらゆる禍はことごとく消滅し、あらゆる願いを成就する」と宣言したそうです。
お大師様は木の板にその姿を描き、祈りを捧げて伽藍の鬼門(北東)の方角に社を建てました。その後、お大師さまは毎月、荒神社に参詣され、以降も多くの高僧が参詣し、大願成就したそうです。
来年10月、明松庵「高野詣で」(№121参照)の際に、サマンサが荒神社をご案内したいと思います。
しかし荒神社の神は、悪行の人にはあらゆる善事を害し、貧窮と無福の人となす!といいますから、心ない人は近づけませんよ!?。。。