櫻葉ではなく、相櫻です(>_<)
BL的表現あり。これは素人が自己満足のために書く妄想小説です!!実際のものとは一切関係がありません汗。
大丈夫な方のみ、前へお進みくださいm(_ _)m
初めましての方はこちら 。
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あれから結局入部についての話とか、用意する道具とかそんな説明を受けたオレとカズくん。それから、とりあえず始業式の後、またここに来るっていう話にまとまった。
まだ片付けとかが残っている先輩二人に促されて、オレたちは先に帰ることになったんだけど。
カズくんの家に向かう道で、オレは激しく後悔していた。
(先輩が好きになったんです!!)
いくらオレの本気を分かってもらおうって思ったにしても、アレ完全な告白……
……櫻井先輩のきれいな顔が固まっちゃってたのを恥ずかしながら思い出す。
あの直後、大野先輩が爆弾が爆発したみたいに、涙を流して大笑いしてくれたから、何とかその場を保つことが出来た。じゃなかったら、気まずくて櫻井先輩のことは見れなかったよね。オレの突然の告白は、それもあって上手く流してもらえた気がした。
あ、もちろんカズくんもあの場を取り繕ってくれた恩人なんだけど。
「はぁ~~っ」
「それ、何回目のため息なの」
カズくんが呆れたように言う。ホントにあの場にこの子を連れていってよかった。
(ぐはっ!)
(弓道が、でしょ?!アナタ言葉が足りねぇんだよ!)
(あ、相葉くん大丈夫……?)
カズくんにすぐ頭を叩かれた。かなり強烈な一撃でオレはしばらく頭を抱えて動けなくなったぐららい。
櫻井先輩はやっぱり困ったように笑って、口許を隠していた。
もうホントにホントに絶対気持ち悪いって思われたに違いない。出会ったばっかりなのに、落ち込むよ。
「何よ、ちゃんとフォローしてあげたでしょ」
「はい、すごーく助かりましたです」
フンと鼻で笑うカズくんの顔は、何か企んでいそうで。昔から苦手だけど、今日はホントに助けられたから文句なんか言えない。
「けどまぁ、びっくりしたよねぇ。あのまぁくんが一目惚れなんて」
この道中で、カズくんには入学式の前に櫻井先輩を見て、その後どうしても会いたくなってしまったこと、一人だと心もとなくて、カズくんを誘ったことを全部白状した。
ま、さすがというのか、カズくんは途中から何となく分かってたみたいだけどね。
「一目惚れなのかなぁ」
「じゃなかったら何なの?」
「え?だって……いくら綺麗な人でもさ、男の人なんだよ?」
「うん」
「え?カズくんは、気持ち悪くない?」
「分かり易すぎて、オレはむしろ気持ちいいぐらいだね」
……カズくんいわく、オレは結構モテてたらしい。
オレが気づいてなかっただけで。カズくん経由でラブレターだってもらったことも確かにある。
ただ連絡先が書かれていても、何か勇気がでなくて、そのまま返事も曖昧にしちゃってた。
彼女も一人二人……いたこともある。
でも向こうからの押しに負けて仕方なくって感じで、この二人にはこの後2ヶ月ぐらいでフラれたっけ。
そんなオレが自分から、会ったばっかりの、しかも男の人を好き……なんて。
「俺そんな分かりやすい?」
「そうですねぇ」
「えー……バレてたらどうしよう」
「……それは何とも言えないけど……その後もまぁくんと目が合ったら笑ってたじゃん。いい人じゃん。それに」
「それに?」
「まぁくんのこと気持ち悪いって思ったことなんか、今まで腐るほどあったから、今さら思わない」
「え、何それ」
「オレのパンツ平気で履いたりさ」
「あっ……いや、それちゃんと洗濯してたやつじゃんか」
「洗濯してても、普通は履かないのよ!……まぁオレも慣れたけどね」
そう言って笑うカズくんが親友で、オレはホントによかったって思った。
オレ自身も偏見なんてないつもり。
だけど、自分がいざ男の人を好きってなったら、やっぱり気になったから。カズくんに嫌われなくてよかった。
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えー、これ書いてるとき集中し過ぎて鍋空焚きしてました( ̄▽ ̄;)センサーあるから大丈夫なんですけど、この集中力、他に生かしたい苦笑