櫻葉ではなく、相櫻です(>_<)
BL的表現あり。これは素人自己満足のために書く妄想小説です!!実際のものとは一切関係がありません汗。
大丈夫な方のみ、前へお進みくださいm(_ _)m






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やっと学校だー💦




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朝、予定ではもう学校に着いているぐらいの時間。カズくんの電話で目が覚めた。


(全然連絡ないからかけてみたけど、アナタもしかして今起きました?)

(……はい…)

(……なるほどねぇ……)


怖い。マジで怖い。絶対に怒ってる。

本能的な恐怖を感じ、いつの間にかベッドの上で正座してるオレ。


さぞドヤされるって思ってた少しの沈黙の後、カズくんは淡々と言った。


(今から3分で準備して、7時50分発の電車に乗って。学校の最寄り駅まで迎えに行くから)

(えっ?)

(グズグズしてたら乗り遅れるよ)


ここから駅までは普通に自転車に乗って10分はかかる。今7時35分。


(3分?いやいくらなんでも3分はちょっと……)
(つべこべ言わずにさっさと家出てこい!!!)
(は、はーい!!)


カズくんの怒鳴り声に全身が震え上がった。

で、慌てまくって足の小指をぶつけて、痛みにうずくまったりしながら、もう死に物狂いでそこからはオレ史上最高速度で昨日のうちに用意した新しい制服に袖を通した。


ネクタイの結び方が今一つ分からないけど、気づけば起きてから3分は絶対に過ぎていて、身支度もそこそこに猛ダッシュで最寄り駅まで自転車を走らせる。

事故に遭わなかったのが奇跡だ。

お巡りさんがいたら絶対捕まるやつ。

……でも、お巡りさんなんかよりカズくんの方が絶対に怖いに決まってる!!

なので、カズくんが言った電車に何としてでも乗らなきゃってなってて。


「っはぁ……っ!ま、間に合った……っ!」


車掌さんの『駆け込み乗車はご遠慮ください』ってアナウンスはついさっきまさにドアが閉まろうとした件の電車に乗りこんだ……多分オレ向け。

でも、オレはマジで命懸けだったんです。周りの皆様、迷惑かけてごめんなさい……と、心のなかで盛大に謝る。


走りすぎて上がっていた息が落ち着いてから、ゆっくり体を起こすと、あちらこちらに新しそうな制服を来た人とスーツ姿の人との親子連れ。

今日はやっぱり入学式のところが多いのかな?

みんな新しい生活にドキドキワクワクしてるみたい。


それに比べてオレは電車のなかで走りたい気持ちでいっぱいで。

もちろん、走ったところでどうにもならないんだけど。

時計とにらめっこすること、30分。


学校の最寄り駅に着いたら、カズくんが改札口で待っててくれた。

首の皮一枚でつながったオレ!まだ学校についてないのに、心底安心した。


「ごめん、カズくん!」
「ごめんで済むなら警察はいらないんですよ。でも時間通りだね。ムリだと思ったけどやれば出来るじゃない」
「でっしょ~!オレってやっぱり奇跡を起こす男だわ」
「調子こいてんじゃないよ!」
「はい、すいません」


カズくんって昔からそうだけど、怒ったらホントに怖い。

でも口ではすごくきつい言葉を吐いてても、結局は心配してくれて、こうしてお迎え来てくれるんだもん。カズくん、ホントに大好き。


駅の駐車場に二宮のおじちゃんの車があった。


「おじちゃん、おばちゃん!おはようございます!」
「おはよう、雅紀くん。朝から大変ねぇ」


ケラケラ笑うおばちゃんと、寡黙なおじちゃん。おじちゃんは後部座席に乗り込んだオレにちょっと会釈しただけで、すぐ前をむいてしまった。

カズくんの顔はおばちゃん似だけど、表情とかはおじちゃんそっくりだと思ってるのは、ちょっと内緒。



「はい、これ。どうせ食べてないんでしょ?」


とカズくんに差し出されたのはサンドイッチ。おばちゃんの手作りだ。


「わぁ、助かる!ありがとっ

「それからこれね」


と200mlパックの牛乳。


「ホントカズくんはオレのこと分かってるねぇ!惚れちゃう~」

「アナタほど単純な人はいませんからね。……車にこぼしたら承知しないから」


ちょっと恥ずかしそう。

もう、照れ屋さんなんだから。そんな所も可愛い。

でも、カズくんにこれ以上怒られたくないから、こぼさないように、ありがたくサンドイッチを食べさせてもらって、牛乳も飲み終わった頃、車は学校に着いた。


駐車場は正門から少し離れたところにあるみたいで、オレとカズくんは先に車から降りた。






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あれ?図らずもにのあい風味…ガーン

でもこの二人の空気感は何か好きです爆笑


翔くん、あと1個か2個で出しますm(_ _)m

意図したわけではないですが、引っ張ってすいませんショボーン