これは……

怒涛のハードスケジュールでさすがに体調を崩し、
しばらくの療養明け、

これだけは見ねばと駆けこんだ。

『国宝』




背もたれに一度も背中をつけることなく
気がつくとエンドロールが流れていた。

圧巻でした。
なんとも贅沢な3時間。

役者とは
ー最期まで自分の欲を追い求める意地汚い職業。

この言葉は刺さりました。

だが、その意地汚い執着が、
自己に貪欲になり続けるその様が、
時に多くの人の心を動かすのだ。

煌びやかな歌舞伎の世界と
欲と人情の狭間に振動する役者たち。

お見事でした。

主演の吉沢亮、横浜流星の迫り来るエネルギーはもちろんですが、
圧倒的な存在感を放つ田中泯さんと渡辺謙さん

田中泯の第一声にはやられました。
そうくるか。。。
そもそもの音源が違う。
舞はもちろん言うまでもなく…。

そして、渡辺謙さんの全く力が入っていないのに、
身体から放出する迫力と説得力。

いや、本当に。

一緒に観た母の言葉を借りると、
観ている側も、
着席から立ち上がるまでずっと同じ心意気でした。

すがすがしい気持ちで劇場を後にし、
2度目の鑑賞日を相談する母娘。

一つだけ。

最後の娘の言葉、
舞台の素晴らしさを言葉で説明せず、
「おとうちゃん」だけの方が奥行きが生まれたような気が‥。

なんて、生意気なことを 笑

でもとにもかくにも、
日本が世界に誇る作品が生まれた瞬間に立ち会えたような爽快感で!

#国宝 #歌舞伎 #吉沢亮 #横浜流星 #田中泯 #渡辺謙