〜みょんふぁ(洪明花)の遊びをせんとや生まれけむ〜
  • 12Jan
    • 「花の秘密」エンタメサイトSPICEに掲載されました〜〜

      稽古ガシガシ進んでます!!改めて、、、2014年の一年間、文化庁の在外研修で韓国国立劇団で、軍隊のような俳優トレーニングを受けました。毎日9時から23時。汗をかきすぎて、一日中体から塩が吹き出していました。体力と精神力の戦いで、よく生きていたものだと自分でも感心しています(笑)そして今回、その成果発表として、公演の機会を頂きました。企画、翻訳、出演のトライアングル。色々なことがありましたが、時間がかかっても決して妥協しないと心に決めて、ようやく最強の布陣で挑みます。韓国の三谷幸喜と呼ばれる喜劇王チャンジンの13年ぶりの新作戯曲を日本初上演。2年前、チャンジンの代表作「トンマッコルへようこそ」の日本公演(東憲司演出/洪明花訳)では、大変ありがたいことに、小田島雄志翻訳戯曲賞をいただきました。わたしにとっては、大きな第一歩であり、ワクワクの始まりでした。演出には、横内謙介さん!私なんかには恐れ多くて恐れ多くて、もう、恐れ入りやの鬼子母神さまです。そして、それぞれに幅広い分野で活躍中の、言うなれば毛色の違う俳優が集結し、更に、錚々たるスタッフ陣が脇を固めてくれています。企画と言っても、私自身はとても無力で、本当にたくさんの方々に助けられここまできました。ぜひ多くの方に見て、痛快に笑って頂ければと思います。どうぞよろしくお願いします!韓国人が一人も登場しない、とおいとおい、イタリアというお国のお話です^^田舎の村に過ごす平凡な4人の妻たちに起きたとんでもない物語。演劇SPICE取材記事 https://spice.eplus.jp/articles/223590みょんふぁHP &ブログ https://myonpappa.amebaownd.com/公演詳細  http://www.gekidankyo.or.jp/performance/2018/2018_04.html演劇サイトSPICEに取材して頂きました。『花の秘密』 作/チャンジン 演出/横内謙介 企画・翻訳/洪明花   出演:沙央くらま、みょんふぁ、中島唱子、原田樹里、岩崎う大、澤田美紀■2019年1月24日(木)〜2月3日(日)  @赤坂レッドシアター1/24(木)19時、1/25(金)19時、1/26(土)13時、1/27(日)13時、1/28(月)19時、1/29(火)休演日、1/30 (水)13時★作家チャンジンのアフタートーク、1/31(木)19時、2/1 (金)19時、2/2(土)13時、2/3(日)13時 ■チケット料金:【全席指定・税込】一般4,000円/学生2,500円、当日は1,000円増■ご予約は、チラシHPもしくは、私までご連絡くださいませ。よろしくお願いしまぁす♪

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  • 06Jan
    • 書き初め&ゴルフ初め

      2019ゴルフ初め☆まさかのワンオン賞で、ラウンド無料券をもらいましたっ!サンタから届いたパターのおかげでグリーンもまっすぐ打てまして、やはり弘法、筆を選びますな…ということで、書き初めをば^^孔子曰く…十有五にして学に志す。三十にして立つ。四十にして惑わず。五十にして天命を知る。六十にして耳順う。七十にして心の欲する所に従いて矩を踰えず。不惑の四十と言いますが、迷いだらけでございます。年明けのだらだら引きこもりも戒めるべく、今年は一個ずつ、具体的な目標を立てて実行したいと思います!猪年韓国では豚年でもって、今年は黄金の豚だそうな。おい、貯金箱よ、いっぱい溜まっておくれよ 笑

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  • 03Jan
    • 2019新春おめでとうございます

      明けましておめでとうございます♪2019年、最高にいいお天気の幕開けでしたね☆大晦日。年越し30分前に大宮八幡宮に出向き、年越しそばと称して、ソース焼きそばをガッツリほおばり、0時の開門と同時に初詣をすませ、「ピッタリにお参りできるなんて、今年はさい先いいね」なんて満足しながら、いつのまにか行列のできたイカ焼きは横目にあきらめ帰途へ。一年の慶は元旦にあり。白状します…。実家で元気いっぱいの元日を過ごす予定だったのに、初詣からの帰宅後、録画していた「アメトーク」からの「笑ってはいけない」をうっかり見てしまい、ニヤニヤよだれたらして夢の世界へ。目覚めれば「ドリームマッチ」が始まっていました。こうなったら見るしかないと、夢の世界からドリームマッチへ。顔はずーっと笑っているが、これでいいのかと心は自己嫌悪に満たされて…。初めて実家にも帰らず、爆笑したりヘコんだり、心乱れる元旦でした(笑)2日は恒例の鍋パーティからのトランプ。妙齢の女子がずっとババ抜きしてました。まあ、やっちまいました。見事にだらけた、恥ずかしい幕開けでございます。ここに白状することで、なんだか許されようとしています^^;;さぁ、これからあと363日?、この失態を挽回するべく、しっかり2019年を歩みたいと思います!こんなふつつかな私ですが、今年もどうぞよろしくお願いします^^そして、皆さまにとってもステキな一年になりますよう、心からお祈りしています♪今年の一発目は、下記、みょんふぁ初プロデュース企画です。「花の秘密」作/チャンジン 演出/横内謙介 翻訳/洪明花2019年1月24日〜2月3日 @赤坂レッドシアターお楽しみに〜〜☆ 

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  • 21Dec
    • 岡林信康コンサート

      念願の、岡林信康、コンサートに行ってきました!大好きな曲は歌ってもらえなかったけど、 やっぱり声が最高でした☆言葉がビシバシ胸に届く!!まさかの御年72歳だって!客席はさすがの年齢層でした(笑)歌の力はすごい!

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  • 18Dec
    • 小田島雄志先生 米寿お祝い

      小田島雄志先生米寿祝い〜♪小田島先生の米寿のお祝いパーティにお邪魔してきましたっ!なんと、88歳!とってもお元気で、すごく安心&嬉しかったです♪さすが、言葉を操る小さな巨人(勝手に言ってます^^;;)。「なんで私がこの席に招待されたのかわかりませんが、」・・・なんて、ジョークを交えたお話も、ユーモアたっぷり、とっても面白く、阿川泰子さんのアカペラ、ハッピーバースデーソングで、思いきりろうそくを吹き消される姿は私たちまで元気になりました!錚々たるメンバーがご列席の中、B作さんと角野卓造さんの、打合せなしのお祝い漫才(?笑)は、お見事!色々な方々のお祝いのお言葉を聞いていると、本当に、ただの翻訳ではなく、演劇に、演劇人たちに元気をくれ、応援してくれる方なんだなと、改めて、大きな愛を感じました。昨年、小田島雄志翻訳戯曲賞を頂いた時に、「女優でありながら、翻訳活動をするあなたを応援したい」と言って下さったお言葉が蘇りました。あの時、絶対がんばろう!と心に誓ったはずなのに、全然がんばれてない自分を改めて反省しました。もっと積極的に翻訳して、来年は、韓国戯曲をたくさん紹介して行こう!!絶賛、一緒に稽古中の、沙央くらまちゃんは、小田島雄志先生が名付け親。しっかり、一緒に宣伝してきました〜〜^^

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  • 15Dec
    • 「花の秘密」よ〜いドン!

      みょんふぁ初プロデュース『花の秘密』がいよいよ、来年1月に開幕します🎵홍명화 첫 프로듀스, 장진 작가의 [꽃의 비밀]일본 첫 공연~~^^企画、翻訳、出演のトライアングル!!2年前から準備を始めた企画です。色々ありましたが、時間がかかっても妥協しないと心に決め、最強の布陣で挑みます。韓国の三谷幸喜と呼ばれる喜劇王チャンジンの13年ぶりの新作を日本初上演。韓国の知人たちからは、よくぞ上演許可をとれたものだ!と驚かれるばかりです。演出には、横内謙介さん!私なんかには恐れ多くて恐れ多くて、もう、恐れ入りやの鬼子母神さまです。そして、それぞれに幅広い分野で活躍中の、言うなれば毛色の違う俳優が集結し、更に、錚々たるスタッフ陣が脇を固めてくれます。稽古スタート。本当にたっくさんの方々に助けられて、この日を迎えることができました。横内さんの演出は痛快で気持ちいい!のんびりものの冬将軍が、大慌ててやってきましたが笑いで寒さを吹き飛ばしましょ〜〜笑いあり、涙なし。ん?感動? いっさいナシ!!そんなおバカな物語。韓国人が書いた本なのに、韓国人が一人も登場しない、とおいとおい、イタリアというお国のお話です^^26(土)、27(日)は完売間近になってます。お早めのご予約をお勧めします♪*********************『花の秘密』作/チャンジン 演出/横内謙介 企画・翻訳/洪明花出演:沙央くらま、みょんふぁ、中島唱子、原田樹里、岩崎う大、澤田美紀イタリア北部の小さな田舎町。平凡な毎日を過ごす4人の妻たちに、ある日、とんでもない出来事が。夫たちを乗せた車が渓谷から転落したという。。。悲しみに暮れる一方で、夫にかけた保険金が気になり始める妻たち。さて、保険金受け取りの為に画策する妻たちの計画とは?!2018年1月24日(木)〜2月3日(日)@赤坂レッドシアター(港区赤坂3-10-9赤坂グランベルホテルB2F)赤坂見附10番出口より徒歩5分1/24(木) 19時1/25(金) 19時1/26(土) 13時1/27(日) 13時1/28(月) 19時1/29(火) 休演日1/30(水) 13時1/31(木) 19時2/1 (金) 19時2/2 (土) 13時2/3 (日) 13時一般前売4,000円/当日5,000円学生前売2,500円/当日3,500円○チケットチケットぴあ 0570-02-9999カンフェティ 0120-240-540○予約・お問合せ日本劇団協議会 03-5909-4600

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    • TOKYOハンバーグ「へたくそな字たち」公演終了

      TOKYOハンバーグ「へたくそな字たち」@座・高円寺ご来場頂いたお客様はじめ、たくさんの皆さんに支えられ、無事千秋楽を終えました。ありがとうございました☆本当に色々ありましたが、とにかく駆け抜けた1ヶ月半!素敵なメンバーが集まり、師走に心温まる時間を過ごすことができました。ふふふ、篠原あさみさんから金兵衛の差し入れ。久しぶりの西京焼、めっちゃ美味しかった。そして、いつものあっこさんから心のこもった手作りチースケーキ本番前のいつもの円陣。とうきょう〜〜〜、ハンバーグ〜〜!さて、間もなく2018年も幕を下ろしますね。のんびりやさんの冬将軍が大慌ててやってきましたが、風邪などご用心くださいませ〜〜。最後に大好きな、ふじたあさやさんと外波山文明さんとのパシャリ^^ ふふ

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  • 07Dec
    • エッセイ「おばあちゃんの前足」

      『おばあちゃんの前足』甥っ子にあげるお年玉袋に名前を書いていた時のことだ。ん?かしわのおかいさん(鶏肉のお粥)の匂いがする。おばあちゃんがいつも作ってくれたかしわのおかいさん。大成(たいせい)おばあちゃん。大成通りに住んでいた母方のおばあちゃん。遊びに行くと、いつも100円くれた。後ろに大きなカゴのついた三輪車に乗って、時々私たち孫を乗っけてくれた。いつも後ろで手を組んで、まぁるくなって歩いていた。立ち上がる時は必ず「アイゴアイゴ」と早めのアイゴを2回繰り返す。大成おばあちゃんの手はしわくちゃで、いつの頃からか右手首が曲がっていた。あれ、ばっちゃまの手が…。いや、違う。それは筆を持つ私の手だった。おばあちゃんから母が受け継ぎ、そして私が受け継いだ。大きくはないが、爪も指先もまるくて、何だかゴツゴツしわしわで、手の甲の皮を引っ張ってもすぐにピンと戻らない。子供の私たちはいつも、おばあちゃんの手の皮をつまみ、誰が一番を長く引っ張れるかゲームで盛り上がった。紛れもないおばあちゃんのDNAを持つ私は、子供の頃からこのしわくちゃの手がコンプレックスで、人にばれないようにいつもドラえもんみたいに「グー」をして皮膚を伸ばしていた。この手がずっと嫌いだった。大学生になってやっとこの大嫌いな手を好きになるための解決策を発見した。そうだ、手ではなくて前足だと思えばいいんだ。手だと思うから憎たらしいんだ。ふむ、前足にしては可愛いほうじゃないか…。ふむふむ、なかなか愛おしい。そして今、目の前で筆を握っているのは、まぎれもない、三世代前から受け継いだ大成おばあちゃんの前足だった。…何だか菩薩みたいに穏やかな顔だったなぁ。18歳で日本に来たおばあちゃんの言葉はなまっていて、怒った顔はもちろん、お化粧した顔など見た事もなく、「りんご」を「にんご」と言い、「どないすんの?」を「のないすんの?」と言い、私の事を「めんわ」と言った。おばあちゃんのくれるお年玉袋には、いつも震えたような字で「めんわ」と書いてあった。「おばあちゃん、私の名前は「めんわ」じゃなくて「みょんふぁ」と私が言うと、「そうそう、めんわ」。「ちがう、みょんふぁ!」「うん、うん、めんわ」。「みょ」「め」、「ん」「ん」、「ふぁ!」「わ!」だ〜か〜ら〜ぁ!こんなやり取りも成長につれていつしかなくなり、いつの間にか当たり前のように、「めんわ」と書かれたお年玉を受け取っていた。大成おばあちゃんが文盲だったことを知ったのは、すっかり大人になってからだった。字を読めないなど想像もできなかった子供の私は、関心すらなかったのだろう。だいたい読み書きもできないで、どうやって50年以上もの人生を生き抜くのか。どうやって仕事をし、どうやって8人もの子供を育てあげ、どうやって私たち孫を遊びに連れていくのか。町を歩いていても何もわからないではないか。お店の看板は?バスの行き先は?「立ち入り禁止」と書いてあったら?何より「危険」と書いてあったら?私が知っている大成おばあちゃんは、地下鉄もバスもスイスイ乗りこなし、市場で楽しく買いものをし、幼い私に何の違和感も感じさせなかった。しかし実際は、バスは番号で覚え、知っている交通手段だけを利用していたのだ。また、計算も出来ないおばあちゃんは、計算ができない事がバレないようにとにかく多めに支払う。これ鉄則。お釣りをごまかされてもわからない。だから知り合いの店でしか買いものをしない。 おばあちゃんの手のひらサイズの小さな電話帳にはアイロンやら靴、メガネやミシンの絵が書いてあり、それぞれの横に電話番号が書いてある。当時の在日は何か商売をしているか、必ず内職を持っていた。プレス屋のみちこおばちゃん、靴底貼りのさっちゃん、メガネ屋のひろおっちゃん、ミシンを踏んでいる美人で気の強い京子おばちゃん。そう、数字しか知らないおばあちゃんは、仕事の特徴を絵に書いて番号を控えていたのだ。そして必ず数字を声に出しながら、じ〜こじ〜ことダイヤルを回していた。ただ、このおばあちゃん、記憶力はとんでもない。死んだ人の命日どころか誕生日まで完璧に暗記している。韓国では五代前まで法事をするのだが、おばあちゃんの頭の中には、新暦旧暦全てインプットされており、一度たりとも法事の日を間違えたことがない。ナンタルチ—ア! まさかおばあちゃんが字を読めなかったなんて!そんなのアリ!?まんまと騙されてたよ、ばっちゃまに(笑)。当時の韓国、特に済州島では、女の子の教育などもってのほか、そんなことよりも生活を学ぶ。帽子の編み方、ミシンの踏み方、ご飯の炊き方。川での水汲みは女の子の仕事だ。男の子にとって川辺は秘密の花園で、彼らは遠くの木陰に隠れて、女の子たちの様子をうかがい、「あの娘がいい」と親に報告し、お嫁さんにする。貧しさから、故郷ですら教育も受けられないまま日本に渡ってきたオモニ(母)たちは、異国の地で、生活を切り盛りし、子供たちを育て上げ、たくましく生き抜いた。字も読めないまま。計算もできないまま。結婚式当日まで顔も見たことのないおじいちゃんの元に嫁いだおばあちゃんは、結婚して一年後、一足先に大阪に渡ったおじいちゃんを追って、18歳で故郷の済州島を後にした。その頃、大阪には、おばあちゃんの身内は一人もいなかった。 当時おじいちゃんが営んでいた石けん工場は、笑いが止まらないほど繁盛し、母の子供の頃はいつもお手伝いのお姉さんが2、3人いて、祖父母の兄弟姉妹の面倒まで見ていたそうだ。しかしそれもつかの間。世の荒波に、石けん工場は景気が悪くなり、みるみる貧乏になっていく家族。 おじいちゃんは53歳の時、持病の喘息を患ってこの世を去った。思春期にさしかかった母の記憶の大半を占めているのは、病気で伏せがちのおじいちゃんだそうだ。しかしそれなりに商才があったのか、元気にシャバにいる時は、次々と新しい商いを始め、あっという間に家計は裕福になる。しかしひとたびおじいちゃんが入院すると一家はどん底に。上がったり下がったり、あっちこっちに翻弄されながらも、おばあちゃんはいつもおだやかな表情で、巡ってくる人生をただ引き受けていた。生活を切り盛りし、子供たちの教育費、おじいちゃんの治療代を稼ぐために闇雲に働いた。箸工場を始めたり、毛布を売ったり、地方で米を仕入れて町で売る「ポッタリおばさん」、洋服の襟や裾を縢る“まとめ”の内職など、とにかく手当たり次第だ。もちろん子供なんかにかまっている暇はない。長男の次郎おっちゃんは、八人の弟妹たちの世話をした。長男なのに次郎…本当の長男は9歳で病死したので、繰り上げ長男だ。韓国の家では、長男は大切にされると同時にその責任もとても重い。次男だからと気楽に構えていた次郎おっちゃんはいきなり長男の重責がまわってきたと、よく母にぶーたれていたそうだ。貧しい大家族の喧噪といえば、よれよれのシャツを着た子ども達がどろんこで家中を走り回り、騒ぐ子供たちに負けないぐらいの大声で、母親が怒鳴るという光景がお約束である。ところが母の兄弟たちは、誰もおばあちゃんが怒ったところを見た事がないと言う。私たち、孫にしてもそうだった。いとことケンカしていくら泣いて訴えても、いつも「せやなぁ」しか返って来ない。「赤毛のアン」に出てくるマシューみたいだった。マシューもいつも、お喋りの止まらないアンに向かって、ただ「そうさのぉ」とうなずいていた。おばあちゃんの静かに下がった目尻を見ていると、私の「ラ」まで上がった興奮が、だんだん「ミ」ぐらいまで落ちてきて、子供心にばかばかしくなってくる。母に聞いたところによると、おばあちゃんは長男を病気で亡くしてから、子どもが生きているだけでありがたく、叱ることができなくなったそうだ。大成おばあちゃんは、いつもただそこに居た。菩薩様みたいな顔をして。小さく、うんうんってうなずきながら。よもぎ餅、煎じ薬、かしわのおかいさん、ごま油で作った「ぶくぶくたまご」。大きなやかんには燻したトウモロコシの種が入ったトウモロコシ茶。おばあちゃんからはいつもこのどれかの匂いがする。おばあちゃんを思い出すと必ずこの匂いがついてくる。甥っ子のお年玉袋に名前を書いていると、大成おばあちゃんの懐かしい匂いに包まれた。なぜだかわからない。おばあちゃんから受け継いだ、この「手」が目に飛び込んだからだろうか。18歳で海を渡り、読み書きもできぬまま、8人もの子どもを育て上げたおばあちゃんの、鳴り物入りのこの「前足」。大成おばあちゃんは、71歳で夜間中学に通った。生まれて初めて授業というものを受けたのだ。近所のお友達とお喋りしながら、出かけるおばあちゃんの背中が踊っている。一度一緒にバス停まで行った時、「勝山」という行き先表示を見ておばあちゃんが言った。「めんわ、これで『かちゅやま』って読むんやな。」漢字を読めるようになったおばあちゃんも、やっぱり「ツ」は言えない。笑いそうになったけど、もちろん、めんわはそんな野暮な事はしません(笑)さて、私の母が、韓国語を習うために、70歳で初めて1ヶ月ソウルに留学した。ソウルの街を歩きながら、目に飛び込む看板のハングル文字を嬉しそうに読み上げている母の後ろ姿を見ていたら、きっとおばあちゃんも字が読めるようになった時は、街を歩くのが楽しくて仕方がなかったことだろうと、二人の姿が重なった。偶然にも同じような年齢で同じような経験をしている母の背中の向こう側に、おばあちゃんのまあるい背中がある。大成おばあちゃん、オモニ(母)、私と、間違いなく受け継いだこの「前足」。二人に比べると、やりたい事だけをやってぬくぬく育った私のそれなどわけが違うが、私の「前足」は、私が70歳になった時、どんな世界に導いてくれるのか今からワクワクと胸が躍る。階下で、甥っ子達が、母の手の皮を引っ張り、シワが伸びる時間当てゲームをしている声が聞こえる。壁に、おばあちゃんが初めて習字で書いた「花」の文字がかかっている。

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  • 29Nov
    • NANAチャンネル(仮) オールアップ♪

      ショートフィルム 「NANAチャンネル(仮)」本日オールアップ〜〜〜^^舞台の初日も直前で、毎日午後から稽古なので、撮影を全て午前中に詰め込んでもらったりと、ハードスケジュールでしたが、富士山が見える素敵なロケーション。私の頭にも富士山が生えた?笑記憶障害を持つ娘のお母さん役。胸がぎゅっとなる、とても素敵な作品です。来年の2月に、渋谷のユーロスペースで上映されます。卒業制作のショートムービーで、きっと現場は大変だろうなと思っていたら、とんでもないっ!!スピーディな仕切り、スムーズな進行、ナイスなカメラワーク…正直、とってもビックリしました。完成が楽しみだすっ♪お疲れさまでしたぁ♪

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  • 22Nov
    • 「へたくそな字たち」実寸稽古ちう^^

      TOKYOハンバーグ『へたくそな字たち』実寸稽古に入って、ガシガシ進んでます。にんじん、だいこん、じゃがいも、エトセトラ、、、俳優、俳優、俳優、、、ひとつひとつのお野菜を、きっと日頃染み付いちゃった農薬をしっかり水で洗い流して、皮を剥いて、実(身)をさらけ出して、すこーしずつ、それぞれの味と匂いが漂いはじめ、お鍋にゴロゴロし始めました。これから煮詰めますいや、炒めるのか?wwきっとこれからひとつひとつの味が引き立ちながら、お互いの旨味を引き出して、いい具合のデコボコ感で、ぐつぐつハーモって行くでしょう^_^先日、チラシにコメントを書いて下さった山田洋次監督のご好意で、伝説の『男はつらいよ』の撮影現場を見学させてもらいました。目の前に、さくらが、ひろしが、大人の光男が、、、なんと至福のひとときよ。さて!昭和の最後、平成を迎える夜間中学校の物語。奇しくも、平成最後、新元号を迎える今、舞台に息を吹き返します。小さな人々の小さな日常を小さな穴からのぞいて下さい。その小さな穴の向こう側にはきっと大きなものが待っています。お早めのご予約をお勧めします♪私のご連絡頂いても大丈夫ですし、下記フォームからも大丈夫です☆<ご予約>http://ticket.corich.jp/apply/95339/113/■□■□公演詳細■□■□TOKYOハンバーグProduce Vol,24『へたくそな字たち』作・演出=大西弘記http://tokyohamburg.com/next/2018/12/05 (水) ~ 2018/12/12 (水)@座・高円寺1■タイムスケジュール5日(水)19:00★6日(木)19:00★7日(金)14:00★◆8日(土)14:00◆/19:009日(日)14:0010日(月)14:00◆/19:0011日(火)14:00◆/19:0012日(水)14:00◆前売・当日 4,500円ハンバーグ割引デー(★)/4,000円◆託児サービスあり

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  • 25Oct
    • エッセイ「おばあちゃんのぶくぶくたまご」

      (HP)https://myonpappa.amebaownd.com/pages/585669/discographyおばあちゃんのぶくぶくたまご卵、だし、塩、醤油、味の決め手はごま油。フライパンに卵を流し入れ、お箸でぐちゅぐちゅかき混ぜて、お皿にあげれば、ハイ、できあがり。オムレツでも厚焼きでもスクランブルエッグでもない、子供の頃、おばあちゃんがよく作ってくれた「ぶくぶくたまご」。簡単レシピなので、幼い私もよく真似して作ってみたが、なんか違う。水の量を減らしても、ごま油を増やしても、フライパンを変えても、あの、おばあちゃんの、ふわふわで、香ばしい「ぶくぶくたまご」にならない。似てるけど違う。「おばあちゃん、ほんまはもっと他に何か入れてるんやろ?」といくら聞いても、おばあちゃんは「それだけやで。手の味やなぁ。」とただニコニコ笑ってるだけ。手の味?おばあちゃんの手に何か特別な魔法があるのだと思い、寝ているおばあちゃんの手をとって、こっそりなめたことがある。しょっぱい。これだ!やっぱりこの塩気が秘密の魔法なんだ!いや待てよ、だけど、この手はいつ卵に触れるんだ?まさか手で卵をかき混ぜるわけもなく、手の塩分が卵に移るヒマがない。…ふむ、ますますわからん。ある日、おばあちゃんがぶくぶくたまごを作りながら、私に言った。「タイミングが肝心や。卵が固まる寸前にサッと火を止めてお皿にあげる。肉も魚も果物もクサる寸前が一番美味しいやろ。なんでもせやで。熟しきったらもう美味しない。もうちょっとっていうところでやめんねん。それが一番いい時なんやで」ニッコリ笑ったおばあちゃんは、90歳寸前、89歳であちらの世界に旅立った。

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  • 20Oct
    • いるかと泳ぐ〜2年前だけど〜〜笑

      https://www.facebook.com/myunghwa.hong.37/videos/1181082425290199/うそじゃありません。イルカと泳いできました。野生のイルカと。ほんとです。うそじゃありません。でも、うそみたいでした。ほんとうに、うそみたいな、ほんとでした。竹芝から船に揺られて7時間半。みくらじま…いかにもイルカに会えそうな名前です。みくらじま、いくらじま、いるかじま…(笑)約130頭もの野生のイルカが人間と暮らす島。水温24度、澄み渡る最高の天気の中、島人が、イルカが、イルカの家族が、私たちを迎えてくれました。キィーキィー、キィーキィーぶつかりそうな至近距離を、それは見事にすり抜け、お腹を見せて回転したり、鳴きながらこっちを向いてじゃれてきます。息をするのを忘れてしまう世界でした。というより、水の中でも呼吸できるものだと思っていました。あわてて息を吸いに水面に上がると、ちょうどイルカも顔を出しました。そっか、おまえも私と同じほ乳類だもんね^^お母さんにくっついて泳いでいた赤ちゃんイルカが、おもむろにお乳を吸いました。船に上がったり潜ったり、たっぷり2時間 、イルカと遊びました。突然、嵐が来ました。さっきまでの晴天がうそみたいに、空が真っ黒になり、波が荒れ始めました。島生まれ島育ち、同級生はたった3人という(笑)、しんご船長の読みでは、嵐はこれからどんどんひどくなり、このままでは明日の船は着岸しないので、一刻も早く島を脱出した方がいいと言われました。「え、うそ、到着したばかりなんですけど…。」慌てて荷造りをし、午後の船を待ちました。吹けば飛びそうな小さな桟橋に、うようよと人間が集まってきました。波はどんどん高くなり、待てど暮らせど、迎えの船は姿を現わしません。「今日の船は欠航になりましたぁ!」よく通る、男の人の声が聞こえてきました。「え、うそ、どうすんの?」桟橋は、なす術のない人々のどよめきで、大きく揺れています。慣れている人は、ヘリコプターやセスナで飛ぶ方法を考えたりしています。もちろん少人数の早い者勝ち、あっという間に30名近くが難民となりました。とにかく今日中にこの島を脱出しないと、2、3日動けなくなるかもしれない。島の生活は、お空の気持ち次第です。時間に縛られて生きている私たちは、少しでも帰れる可能性を探らねばなりません。全員で漁船をチャーターし、隣の三宅島に脱出する事になりました。隣と言っても、ここ御蔵島から1時間です。「え、うそ、漁船にこの人数?しかも、この大シケの中を1時間?」JRが動かないから地下鉄に振り替えで、というわけにはいきません。かくして、自然を前に、脳の機能が停止した人間というただの肉のカタマリは、お昼ご飯を食べながら、救助船、もとい、漁船を待ちました。こんな時でも腹は減ります。唐揚げ定食を食べました。海と山の島なのに、唐揚げを食べました。唐揚げはなかなかの絶品でした。待つこと一時間。三宅島から私たちを救いに「おしどり号」がやってきました。ザッパーン、ザッパーン!荒々しい高波を背に、大きなエンジン音とともに現れた船長は、鳥羽一郎に見えました。「え、うそ、これにこの人数が乗るの?」果たして、漁船「おしどり号」は、30人近い難民を釣り上げ、栄光の「おしくら号」に。どんぶらこ、どんぶらこ?いいえ…、海は容赦なく荒れ狂っています。ドカン!ガツン!バタン!ガチャン!ドンガラガッシャン! アッチョンプリケ!おしくら難民は、鉄板の上を跳ねているような船の中であっちに跳んだりこっちに跳んだり 。船酔いと戦いながら誰も口を開きません。全く船酔いをしない女子力ゼロの私は、たくましい二本の足で踏ん張ります。こんな時、足が太くて良かったって、よく思います。足の中指に力を入れてみたり、ふくらはぎを意識したり、なるほど、内腿をゆるめると全身の力が抜けるのね…、などと考えながら。さっき食べた唐揚げも食道から戻ってきませんでした。ドッタンバッタンされながら、無事に消化されたようです。船を降りたら、お腹が減っていました。でも、みんながグッタリしているので、そのことは黙っていました。とにかく何とかお宿について、せっかくだからとみんなで三宅島の温泉に行きました。突然の難民の襲来にお風呂はイモ洗い状態でした。話題はもちろん明日の船。あっという間にみんながひとつになっていました。お湯は海水みたいにしょっぱかったです。宿に戻ると、東京から移住して一年目のお兄さんが、おいしい夕飯を作ってくれていました。宿のマスコットガール、6歳のミナミちゃんはクリクリおめめで、ツンデレでした。「そんなことしたらヒメを連れてくるよ!」と、ことあるごとに怒っていて、どうやら犬のヒメが世界一強いと信じているみたいです。ちょっと田中好子に似ていました。そんなことを思ったせいか、その夜、キャンディーズが夢に出てきました。なぜか3人ともひょろひょろして、身長が3メートルぐらいあり、チュッパチャップスみたいでした。翌日の午後、悪天候の中、船は無事に三宅島から出港しました。ウワサによると、この嵐の中、なんと御蔵島に船が着岸したそうです。「え、うそ。…ってことは何もしないでジッと待っていたら、予定通り船に乗れたってこと?」やれやれです…。東京に向かう船の中、デッキに出ると、大島の向こうで、空が真っ赤に燃えていました。うそみたい旅行のクライマックスは、うそみたいに綺麗な夕焼けでした。

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  • 19Oct
    • 『パパは死刑囚』無事、閉幕〜〜^^

      チャリT企画20周年『パパは死刑囚』満員御礼の中、無事幕を下ろしましたっ。ご来場頂きました皆さま、本当にありがとうございました🎶コメディの面白さ、コメディの難しさ、そしてコメディの大切さ改めて感じた現場でした。むずかしいことをやさしくやさしいことをふかくふかいことをおもしろくおもしろいことをまじめにまじめなことをゆかいにゆかいなことはあくまでゆかいに井上ひさしさんのそんな言葉を思い出す楢原拓の作品でした。ああ、遊びをせんとや生まれけむ本気でふざける勇気と愛と覚悟本当に強さはここにあるのではないかしら?オモシロとお金はいくらあっても困らないなぁ…いつもポケットにオモシロと想像力とお金がいっぱいあるといいなぁ(笑)まぁ、お金は使ったらなくなるけど、オモシロと想像力は使えば使う程、豊かになるのだ〜〜。そう、バカボンのパパなのだ〜〜楽しく勉強になる現場でした^^賛否両論繰り広げた作品でしたが、これからもキラキラ、トゲトゲしたいよね。皆さま、本当にありがとうございましたぁ🎶

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  • 21Sep
    • チャリT企画「パパは死刑囚」稽古突入〜〜

      なんだかあっという間に秋の装い。季節の移りゆくこの時期の空がとっても好きです^^さて、秋の入り口とともに稽古が始まりました。ずっと出たかった、チャリT企画への客演です♪主宰で、作・演出の楢原さんの押しつけのなさが好きです。ふんわり優しい表情の裏に、確実に横たわってる芯が見えます。たまに、本当に強い人って、こうじゃないのかしらって思います。ふざけてます全力でふざけてます。でもその向こう側に勇気と愛を感じます。”結婚おめでとう! 執行します!”↓↓↓↓↓長いけど、演出ノートがとてもいいので、そのまま載せました。是非読んで下さいませ〜〜 〜ふざけた社会派・ブライダル茶番コメディ〜「ネズミ狩り」(神戸児童連続殺傷事件と光市母子殺人事件)、「12人のそりゃ恐ろしい日本人」(和歌山毒物カレー事件)、「1995」(オウム事件)など、これまで死刑を題材にした作品を多く発表してきたチャリT企画が、再びこの問題をユーモアたっぷりに笑い飛ばす!ニュースを見ると毎日必ずどこかで誰かが殺されているような気がしますが(とは言っても戦後日本の殺人被害者数はピーク時よりも8割減少している)、日本ではそのうち半数以上は親族同士の殺人だそうです。 今回の作品はそれを題材に、夫が妻と義父を殺して死刑判決を受けた実在の事件から着想を得ました。子供にしてみれば、殺人事件の被害者遺族である同時に加害者遺族でもあり、さらに母親が殺された上に死刑によって父親も殺されてしまうわけで、そんな彼の心中とはどういうものなのだろうかという想像が出発点になっています。 とても複雑で深刻な問題ですが、そこは我々「ふざけた社会派」、一歩引いた目線から面白おかしくユーモアたっぷりに描きたいと思います。舞台は結婚式場。新郎の父親<パパ>が死刑囚であるということから晴れの式典は大騒動へと発展していきます。人は死にますがコメディです(笑)。楢原 拓(chari-T)面白そうでしょ?(笑)是非、見に来て下さいませ〜〜♪<ご予約はこちらまで>http://ticket.corich.jp/apply/92484/105/**********************劇団チャリT企画#31 旗揚げ20周年記念公演『パパは死刑囚』作・演出:楢原 拓(chari-T)【日程】2018.10.10(水)~10.14(日)【会場】座・高円寺1<〒166-0002 東京都杉並区高円寺北2-1-2>JR中央線「高円寺駅」北口“徒歩5分”【タイムテーブル】2018年10/10(水)19:0010/11(木)19:0010/12(金)14:00★/19:0010/13(土)14:00★/19:0010/14(日)14:00※受付開始は開演60分前、開場は開演30分前★印の回(金土14:00)は託児サービスあり(1週間前までに劇場へ要予約/1,000円)【出演者】熊野善啓、小杉美香、阿比留丈智(以上、チャリT企画)丸尾 聡、みょんふぁ(洪明花)、岡田一博鳥越勇作(椿組)、森田 匠(TRASHMASTERS)、エンドー・チェーン石崎和也(動物電気)、倉林えみ(離風霊船)、兼本得義(俳優座)菊池真琴、山本 郁、大森つばさ、奈良原大泰、竹田茂生、古堅裕貴中出佳範、相賀佑香、澤 あやみ(露と枕)、他)【料金】一般3,500円学生2,500円/高校生以下1,000円(劇団のみ取扱い、要学生証掲示)※未就学児入場不可。金土14:00の託児サービスをご利用下さい。→劇場にお問い合わせ下さい(1,000円)【公演特設WEB!】http://chari-t.com/papa/★公演の詳細はこちらをごらんください!

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  • 20Sep
    • エッセイ『いたずらっこ』

      やっとブログ&HP作成〜〜♪記念すべき第一投は、昨年毎日新聞に掲載されたエッセイ『いたずらっこ』新聞には『こころ』というタイトルでした^^うん?やっぱりタイトルは『こころ』の方がいいかなぁ。。。笑『いたずらっこ』夢を見る。夢の中でどんなに幸せでも、目覚めて嫌な気持ちだったらやな夢だ。鏡に映る自分の表情に、夢の中の笑顔の残像を見受けでもしたら、更に嫌な気持ちになる。そもそも「気持ち」とか「こころ」とか一体どこにあるんだろう。心臓のどこかかもしれないし、頭の奥かもしれないし、実は足の指の先っちょかもしれない。それはどんな姿をしていて、大きいのか小さいのか、塊でどこかに宿っているのか、それとも血液に乗ってずっと体中を流れ続けているのか…。この「こころ」に振り回される。喜んだり悲しんだり一喜一憂し、私の場合、大半はこの「こころ」から幸せをもらっていると思うのだが、それにも関わらず、悲しみを運ばれるとただただ恨めしいばかりだ。それも「夢」という自分で創作した物語の体験ならなおさらの事。「見た目」を変えることはできないが、この「こころ」を変えることはできる。また不思議な事に「こころ」が変わると意識が変わり、表情が変わり、「見た目」の印象もまた変わる。やっぱり、血液に乗っていつも体中を巡り、たまに耳の後ろやおへそのゴマのあたりで休憩して、くすぐったり、引っ掻いたり、つねったりしているのではないだろうか。そう考えると、何だか「こころ」の姿が目に浮かんでくる。クルクル笑っている「こころ」、悪戯を企んでにんまりしている「こころ」、鼻の穴を膨らませて怒りに興奮している「こころ」、静かに涙を落とす「こころ」。自分の体を人差し指と親指でキュッとつまんで捕まえたくなる。何だか愛おしくてワクワクしてくる。ほら、いまもクルクルくるくる…。

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