7/25の呉駅

バスに揺られて小一時間で広島市の市役所前に到着しました。
バスにしたメリットはダイレクトに市役所前まで行ってくれること。
なぜなら、この後の目的地は広島アステールプラザだったからです。
とは言え、このバス停からでも少し歩きます。川を越えその向こう側。最初に目につくのは広島文化学園HGBホールと書かれた大きな建物。名前だけは聞いたことあるホールだな。へぇ、こんなところに、と。
その向かい側にアステールプラザはありました。
場所の確認はできたので、とりあえず腹ごしらえをすることに。
時間もそんなないのに。
無謀にもお好み焼きを食べることにして、実は注文してからものすごく後悔しました。焼きあがるのに2、30分かかるのです……。
もう時間ギリギリ。
や、結果的に間に合ったのだけど。
ヒヤヒヤしましたよ、ダメだよ、時間に余裕がない時のお好み焼きなど。
写真と撮ることすら忘れてて、気づいて撮ったのがこれ。ボリューム満点。美味しかったですけどね。味わう余裕がなくてすみません。

アステールプラザ大ホールにて演劇集団キャラメルボックスの「エンジェルボール」観劇。
そもそも、これです。
この日にえいやーとチケットを購入。
広島に来ることは決まっていました。
娘も久しぶりにキャラメルボックスを見られて感慨深い様子。

初めて主役に挑む三浦剛さん。なんだかんだで広島で千秋楽なのですが、それでも母のような心地で見守りました。長いことガッチリ脇を担ってきて、ここにきて主役だもんね。

「エンジェルボール」
三浦くん、ことのほかよかったです。相棒の石原くんも。主役をほどよく支えているこのバランスが劇団の持ち味なのかな。
三浦くん演じる寺谷が、後半見ている誰ものヒーローと化していく。いつのまにか応援している。必死な寺谷に夢中になる。熱い気持ちが伝染する。そんな話です。

そして、終盤、ようやく立ち上がるところでの幕切れ。
えええっ!! ここで終わり?
続き〜っ!!
…ってところで終わるのもまた乙なのかもしれない。

カーテンコール。撮影OKタイム。

来年、この続編が見られるとのこと、とても楽しみですが、本当に幕を閉じてしまう瞬間を見るのが怖いしさびしいような気分になっています。困ったものです。
カーテンコールでは、サインボール投げが行われましたが、わたしも娘も受け取れなくてざんねーん。
でもそのあと、役者のみなさん、客席の脇を通って抜群の笑顔を投げかけて走り抜けて帰るという粋な計らいがありまして、こちらの笑顔を受け取って、元気をいただいて帰路についたのでした。

広島バスセンターまで、まだ生温い夜風に吹かれながら歩きました。
お月様と産業奨励館。

尾道まで帰ります。バスです。
フラワーライナーで1時間半ほど。
長い1日が終わりました。