蠍座新月前夜にモンゴルのお坊さんとお話しができた。
生々しい情報に接することができた。
お坊さんは、モンゴル佛教大学の1期生。
30年近いキャリアを持つ。
ニンマ派。
モンゴル仏教(密教)は、
13世紀チンギスカンの時代にチベット密教が広まる。
1930年代、ソ連による宗教弾圧で壊滅的状況となる。
1990年の自由化政策により復活しはじめ現在に至る。
僧服の色と襟の紋様で位がわかるとのこと。
手にお持ちの法具は、
なんと、
18歳の女性の大腿骨。
邪気を浄化するために使用します。
左手にもたれている法具がハゲワシの骨。
人間の大腿骨と同じ形状です。
これも邪気を浄化する法具です。
邪気は目を狙って侵入するため、
黒いスダレを装着し対処する。
映画のキョンシーの世界が出現。
単なる言い伝えではなく、
大学の一科目として理論的に学ぶとのことです。
学問と実践が一体化している。
右手に持つデンデン太鼓の本体はなんでしょうか?
人間の頭蓋骨です。
指を指しているところが、頭蓋骨のヒビ。
反対の頭蓋骨はヒビがなく、
4、5千体にあるかどうかの貴重な頭蓋骨らしいです。
これは頭蓋骨の器。

重要な儀式の際、
この器をお酒で満たす。
儀式終了時には、綺麗な真水になるとのことです。
最後に儀式、修法を行う際に必要な大切なことは何?と質問。
チャクラ、身体エネルギーを集中させ、
空となり、
クライアント、
ご本尊さんと
一体化すること。
集中が途切れたり、
間違えたり、
自我の意識にとらわれると、
危険な状態になるので、
必ず師匠の元で儀式は進められる。
空海が伝来した中期密教と、
チベット、モンゴル、ネパールに伝来した後期密教、
肝心要の部分は同一です。
非常に生々しい、
密教が時間と時空を超えて
生きているということが肌で体験できました。
あなたもこれらのことをやりたいと思ったら、
まずは、お師匠様を見つけて学ぶことです。
一人だけで実践するのは危険です。
気をつけてください。