360度 観る方法! | 「明海和尚のソマチット大楽護摩」

「明海和尚のソマチット大楽護摩」

ソマチット大楽護摩は、古代ソマチットを敷き詰めた護摩壇
で毎朝4時から2時間かけ護摩を焚きカルマ浄化、種々護摩祈願を行なっている。

360度 見渡すためには、

目を四方に向けなくてはいけませんよね。

 

目をつぶっていたらどうしますか?

 

この頭・顔を包んでいる光って、

360度全てをカバーしていますよね。

上部の白い球、

赤紫のドーム、

ブルーグリーンの輪、

前、後ろ、右、左、円でカバーしている。

 

実は、この感覚『阿字観』を行う際、

非常に大切なんです。

 

阿字=大日如来

 

大日如来は、曼荼羅の中心にあり、

種々様々な如来、菩薩、明王、

天、人、修羅、畜生、餓鬼、地獄と繋がります。

 

三世(現在、未来、過去)も超越します。

 

時空(3次元、4次元、5次元、ーーー次元)も超越します。

 

でもまずは、四方を見渡す眼力が基礎となります。

 

皆様も、目をつぶり四方を見渡してみてください。

 

これって意外と難しいんです。

 

実際に四方に顔、身体を移動すれば、出来るように思えますが、

身体を動かす前の方位は忘れます。

 

同時に四方を観るのは、本当に難しい。

 

どうしたら同時に四方を観れるのか、

 

 

東寺の降三世明王。四面八臂(四つの顔、八本の腕)、

大日如来さまにも四面大日如来様がいらっしゃいます。

 

これなんです。

 

四方を同時に観る方法。

 

 

目をつぶり、

この四面に成り切ってください。

 

同時に四方、360度を観ることができます。

 

瞑想を行う際に、この手法を体得すると、

一気に上昇します。

 

でも、大切なのは頭部に意識を集中するのではなく、

腹式呼吸で丹田に意識を置くことです。

 

ギュッと丹田に氣を圧縮し、

(息を長く吐いた後に、腹を自然に膨らませ鼻より空気を満たし、丹田にギュッと力を入れる)

常に意識を丹田(宇宙の入り口)に置いてくださいね。

 

私も最初は、目を閉じた状態で

目の玉を四方に動かし、当然首も微妙に動いています。

意識を四方に向けようとしましたが、

困難であり不自然でした。

 

でもこの四面を自身に投影する(入我我入)ことにより

なんの抵抗もなく、四方を観ることが出来るようになります。

(日々の体調により出来たり、出来なかったり。)

 

曼荼羅、仏様にはこういうヒントがたくさん表現されているのですね。

 

このヒントを得るには、継続が必要です。

 

何万年、何千年も前から説かれている

真実、本物といわれるものを

継続して日々、行い続ければいいのです。