「妙玄さん!お久しぶりです!」
ああああーーーーーー!!!
あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ーーー
がぎねぇぇぇーーーー!!!
がぎねぇぇぇーーーーーー!!
「鼻水垂らして、汚いねぇ(苦笑)」
がぎねぇぇぇーーーーーーー!!!!
来てくれたんだぁ~~~~!!!
「うん。らいちゃんと話してもいい?」
うん。
うん。
うん。
お願い。
「やぁ!らいちゃん。僕のこと覚えてる?」
「あらぁ~。いつかの
クロネコ引っ越し屋さんじゃなぁ~いぃ~。
今日は何の御用ぉかしらぁ~~~????」
うん。今日はさ、らいちゃんの夢を
聞きたいなぁ~って思って来たんだ。
「僕の夢ぇ~~~~
そういえば・・・・そうねぇ~~。
う~~~~ん・・・・。
そうだ!僕ねぇ~、
ここの施設の子になりたかったのよぉ~」
「お外では、僕、いじめられて怪我してたのよぉ~。
ご飯も全然、食べられなくてぇ~、
困っていたのよぉ~。
そしたら、いつの間にか、ここに連れて来られて、
僕ね、なんとか、ここの子になりたかったのよねぇ~」
「そうなんだ。らいちゃんのその夢、叶ったの?」
「あら!そうねぇ~、叶ったわねぇ~」
「そうなんだ!良かった
じゃぁ・・・・今の夢はどんなことなの?」
「え~~~~。今の夢ぇ~
そ~ねぇ~~~。う~~~~んと・・・・。」
「そうだ!僕って、身体が弱くて、体調が悪い時が
多いのよぉ~ぉ~。肺炎なんとかもあるから
息も苦しくてねぇ~。
お薬やサプリメントも飲まないとならないし、
このところ、すごく辛くて
ご飯も食べられなくてねぇ~ぇ~
だから、どこも痛くない息も苦しくない
鼻もつまらないお薬も飲まない
いつも調子がいい身体が欲しいわねぇ~。
そうなんだ。
じゃぁ、その身体を交換してもらおうか。
ええーーーーー。
そんなことできるのぉ~~~。
素敵じゃない~~~
あ・・・でも僕はここが好きなのよねぇ~。
うん。大丈夫!
施設虹の橋スーパーバージョン
って
いうところだから、銀ちゃんも、
キイロ兄ちゃんもいるんだよ。
「あらぁ~、そうなの~。
素敵じゃない~~~
じゃぁ連れてってもらおうかしらぁ~。
あ!でも、またここに戻ってこられるかしらぁ~?
もちろんいつでも戻って来られるよ。
おとさんも妙玄さんも、ずっとずっと待ってるから。
元気な身体で帰って来れるよ。
そう・・・じゃ行こうかしらねぇ~
うん。じゃ!妙玄さん!行ってきます
あ゛あ゛あ゛ーーーー!!
がぎねぇぇぇーーーーーーー!!!
ありがとねぇーーー!!!
わだしもぉ~~~~!!!
私も一緒にいぎだいぃぃーーーー!!!
「ごめんね。妙玄さん、あと50キロ痩せないと
僕・・・・・運べないから。
じゃ!出発シンコー
らいちゃん!行くよぉーーー」
「おとさん!妙玄さん!みなさん!
ありがとねぇ~ぇ~
ちょっとお出かけして来るわねぇ~ぇ~
らいちゃん、夢がぜぇ~~~んぶ叶って
バレンタインディに逝きました
私の可愛い
可愛いらいちゃんらしい日です。
らいに、たくさんの応援と愛情を
ありがとうございました。