つい数日前まで絶好調
だったひな。
ここ２～３日、食欲がなくてドックフードや缶詰は食べないのですが、
好物のいただいた地鶏・みかん鳥だけを食べています。
心配ですが、お散歩も行くし、ウンチも良好
咳や息切れも血尿もなく、フィラリアのせいではなさそうです。
まぁ・・・ひなもかなりの高齢だもんねぇ。
夕方もお父さんとゆっくり散歩に行って、おやつを食べて
深夜１時
本日最後のおしっこに行こうと思って、
フリーズドライのささ身を一口あげたら、
食べてまた寝ちゃった・・・・・。
うう・・・・・
おしっこさせて、もう私も休みたかったんだけど、
ひなちゃん、寝ちゃったからしかたない・・・・。
もう少し待って起きてきたら、行くか・・・・・。
ねぇ、ひな。
ベットまたいで寝ないで、ちゃんと中に入って寝なよ。
ま・・・・いっか。
ん？
んん？？？？？
ん？？？？？？
あれ？？？？？？
ひなちゃん。亡くなってる・・・・・・・。
ひな。
眠ったまま、
そのまま
声も上げず、
筋肉反射もなく、
目も開けず、
本当に眠ったまま
急死でした。
５分前まで、おやつを食べて確かに眠っていたのに、
自分でも気づいていないんじゃないかな？
「えっ！？ひなちゃん、
いつ死んじゃったんでしゅかぁーーー！！！？？？」って。
急死でしたが、なんともこの上なく穏やかな理想的な逝き方でした。
わがままで、頑固で、大げさで、決してお手入れをさせなかった
ひなは、フィラリアが詰まったり、長く患うことがあったら
注射も薬も大暴れ、大騒ぎでやらせないし、どうしよう。。。。。。
と、思っていたのに、こんな穏やかに逝ったなんて・・・・。
そばにいた私が呼吸が止まったのが
わからなかったくらいですから。
静かに、驚かせないように、愛さん（施設代表＝みんなのおとさん）に
伝えたら絶叫
と共に、転がり勢いで駆け付け大号泣。
来月で２年目の施設でした。
２年前センターから引き出したときは、
身動きのとれない小さなサークルに何か月も入れられ、こんな状態での引き出し。
怒りとともに獣医さんに直行。
目が真っ白の全盲で、強度のフィラリア。
「歩いたことないんじゃないの？？？」っていうくらい
歩くのが下手でした。
老犬になり、目が見えなくなって閉じ込められていたのかもしれません。
そんな状態で捨てられて、全盲で街を徘徊していたのですから。
よく車にひかれなかったね。
施設では愛さんが毎日朝夕の森
の長い散歩の他、
３回～４回は施設内でフリーのお散歩＆日向ぼっこ
ひなは、猫のうんち💩を見つけて食べるのが大好き
愛さんは「不潔だから！
」と止めていたけど、
全盲のひなができる唯一自分でできる宝探し
楽しそうだった
から、私はやらせていました。
たまに公園や海にも行って、
気がつけば、なんと！目が黒くなる！！！という施設ミラクル
目が黒くなってからは、走れるようになって、
走れることがすごく嬉しそうだった
嬉しいよね。走れるのは・・・・。
犬だもん。
愛さんが声をかけると、しっぽをブンブン振って、
愛さんと散歩が大好きで
ピースやひかり、もちといった施設の全盲の子はみな、
触られるのを好みません。
怖いんでしょうね。
特にひなは本当に触られるのを全力で嫌がって、
からまった毛は夏はバリカンはできたけど
とかさせてくれなくて、
念願叶って、少しとかさせてもらった
おしりのとこの毛が、とかした毛です。
手足だけでこんなに！！！！！
少し綺麗になったね
ひなちゃんのおうち
サッシにひなちゃんからおとさんへお手紙
おとさん、ひなちゃんのお部屋でボーゼン。
施設のそこらかしこに、愛さんがひなのために
クッション材を巻いていました。
遠くの東屋にも。
細やかなとこまで、全てクッション材が巻かれています。
このクッション材のお陰で、ひなは全盲ながら、
施設内を一人でリードなしでお散歩ができたのです。
先週には、また海にも連れて行って、
楽しそうだったのになぁ・・・・
アップする前に逝っちゃった。
「ひなはまたおとさんと一緒でち。
」
この一枚が、ひなの生前最後の写真です。
こういう普通の日常の風景が一番幸せなんですよね
「みなしゃん！ひなを可愛がってくれてありがとうございまでしゅ
フリーズドライ・缶詰たくさん食べましたでしゅよ
美味しいものをたくさん、ご馳走様でしゅた
ひなちゃん、お引越ししましたでしゅ
」
みなさん、本当にたくさんの愛情と応援をありがとうございました。
重度のフィラリアがあるにかかわらず、２年間元気でいられて、
最後は苦しむことなく、
眠ったまま逝ったのは最高の人生だと思います。
ひなの引き出しに尽力くださった
「わんにゃんこ」さまにも、感謝の意をお伝えいたします。
ありがとうございました。
ひなに合掌 妙玄