みなさんには、大事に大事にしていたのに、
少しでもあの子が楽になるように努力を重ねたのに、
その思いと裏腹に
苦しんで
苦しんで
見ているのが辛くて、気が狂いそうなほど
苦しんで
亡くなった子はいますか?
施設の老猫たちは上手に逝く子が多いです。
亡くなる直前まで、「そんな食べたら死んじゃうよ!!」って
いうくらい食べて、食べて、食べての見事な大往生!
また、
「あれ?さっきまで寝てたのに?そのまま逝っちゃったんだね」
そんな理想的な逝き方も少なくありません。
ですが、若い子の夭折は苦しむことが多いのです。
まだまだ生きられる身体は、
まだまだ生きようとする生命活動は
苦しい状況でも生きよう!生きよう!と頑張ってしまいます。
ちゅーじと
鈴
とっても仲良しで、いつも一番高いところで
一緒に
静かに、くっついていた二猫
かわいいね。かわいいね。
なんて、かわいいんだろう
なのに、
ちゅーじも
鈴も
あんなに、あんなに苦しんで、苦しんで、苦しんで、苦しんで
逝ったなんて・・・。
あんなにいい子で、かわいくて、大事にしていた子たちが
あんなに、あんなに苦しまないと逝けなかったなんて・・・。
私は末期に苦しんでいた子で、
安楽死ができた子のことは心に残ることはありません。
ですが、もう命が終わるのがわかっているのに、
苦しんで苦しんで苦しんでいるのに
長い長い間、
気が狂いそうなくらい長い間、苦しんでいるのに
ただ見守るだけで、安楽死をしてもらえなかった子のことは
今でも
何年たっても、
思い出すだけで、泣けてきます。
辛くて、かわいそうで
悔しくて情けなくて
いまだに、その苦しさは背負ったままです。
そんな思いが続く中、
今までも美しい施設の子絵画シリーズを描いてくださった
カール&ノエルママから
なんと!!!なんとも
かわいらしいちゅーじの絵画が届きました!
この愛らしい絵画を見た途端、思わず口から出たのは
「ちゅー!!!ちゅー!!!おかえり!!
おかえり!!
お帰り!ちゅーーーーー!!!!!」
わぁーーーーーん
わぁーーーーーん
わぁーーーーーん
久しぶりに泣いてしまった
何より、ちゅーじにそっっっくりで、ビックリしたこと。
よく、きじのちゅーじをここまで、そっくりに描いてくださったと。
そっくりだからこそ、
思わず「お帰りっ!!!」って言葉が飛び出たこと。
それは
あんなに苦しんで苦しんで、
苦しませて逝かせてしまったちゅーじが
また施設に戻ってきてくれたようで
ただ
ただ、嬉しかった
それも・・・・
おもちゃが大好きだったちゅーじが
たくさんの綺麗で楽しそう
なおもちゃに囲まれて・・・
それから、
そのおもちゃ1つ1つで
虹の橋で、ちゅーじと鈴と、遊んでいる姿を一心に祈りました。
そこにいたのは、生前のかわいく、すばしっこいちゅーじと
穏やかで優しい鈴のままで
また泣きながら、一緒に遊んで
そうしたら
最後に出てきた言葉は、やはり「ごめんね」じゃなくて
「施設に来てくれてありがとう。大好きだよ」
あなたは何に救われましたか?
一枚の絵ですか?
書籍の一節ですか?
誰か、あなたを心配する人の言葉ですか?
あなたが苦しませて逝かせてしまった子は、
同じように苦しんで逝ったちゅーじを通して、
このブログを通して、あなたに訴えたいのかもしれません。
「ママ。ただいま!そばにいるよ 」って
苦しんで亡くなったあなたの大事な子へ 合掌 妙玄