3月11日の公開質問
長い間、公開質問をいただいていてそのままになっていて、すみません
まず震災・災害に関連して、また犬猫保護施設への寄付のあり方について、
多数質問をいただいていたので、以下にまとめさせていただきます。
1)「本当は1頭でも引き取ってあげたいし、預かりもしたいけど、
我が家も今いっぱいなので、里親などができません。
直接ボランティアに参加できたらと思うも、仕事や家庭の事情で実現しません。
日々大変な活動をする団体の方に、自分は何もしないでお金だけ送るのも偽善のように思えてしまいます。
他に保護活動をしている団体の役に立つ方法があるのでしょうか?」
2)「将来は何か人のため、犬猫たちのためにボランティア活動をしたいのですが、
何をどのように始めたらいいのかわかりません。
被災地のボランティアなども行きたいと思っているのですが、なかなか実行にうつせません。
何から始めたらいいのでしょうか?」
たくさんいただていたご質問を、上記にまとめさせていただきました。
1)と2)のご質問を合わせて私観にて、お答えさせていただきます
8年前の震災の後のことです。
私のお師匠さまはすぐに被災地に出向き、泊まり込みでレスキュー・ご供養をされた方で、
その活動は現在までずーっと続けられています。
私もお師匠さまと托鉢に回り、現金やお米をご寄附いただき被災地に届ける手伝いをしていました。
1年に何度も被災地に通われたお師匠は、講演などに回る都市部にお住まいの多くの方から
「私たちに何ができるのか?」「洋服や食料を送りたいけど、どこに送ったらいいのか?」
そんな質問をいつも受けていました。
そんな方々にお師匠様は
「被災地に一番いいのは現金です。できたら洋服や食料でなく現金を送ってください。
みなさんは「形」を送りたいかもしれませんが、受ける方の立場で一番必要なのは現金なのです。
病院代、ガソリン代、修繕費、移動代、生きていく上で様々なものが必要です。
その方が何が必要なのかは人によって違います。なので寄付をされるなら、
現金が一番必要でありがたいのです」
現場で活動を続ける住職の言葉は、「何かをしたい!」「せっかく何かするなら何がいいのか?」
という方の質問への明確な答えでした。
これは犬猫の保護施設も同じです。
ほぼ全ての保護団体は寄付金を一般公募していて、振込口座などもブログ・ツイッターで公表しています。
不特定多数の方からの寄付金が、レスキュー・保護活動の資金に直結しています。
「お金だけだと気が引ける」というご意見もありますが、保護活動をしていくと、
ガソリン代・病院代・薬代・施設内補修費・車のメンテナンス・光熱費・通信費・荷代・燃料費など
本当に様々な資金がかかります。
被災地や保護施設など、
何か誰かの何かの役に立ちたい。とお考えの方は、
どうかあなたの「何かしたい」「何かの誰かの役に立ちたい」
その思いをどうぞ形にしてみてください。
やることに迷われている方は、
まずはそこからスタートしてみてはいかがでしょうか?
当ブログに出てくる
「熊本のチームにゃわん」の代表・梅ちゃん。 「札幌つきねこ」の吉井代表からも、
「妙玄さんのブログからたくさんの方が支援物資や現金支援をくださったんですよ」と言われて
、私も誇り高かったです。
みなさま、熊本や札幌に、たくさんの応援を本当にありがとうございます
また被災地復興支援やお心にとまった他の保護活動団体さまへの応援も、
どうぞよろしくお願い致します
寄付金で応援する方、活動で支援する方、レスキューで活動する方、再建に尽力される方、
みんなができることを協力し合って、お一人でも多くの方が日常を取り戻し
、また1頭でも多くの子が地獄から生還できたらいいな。と思います。
以上、公開質問のお答に代えさせていただきます。
(個人的なメールのやりとりができませんもので、公開質問という形で
不定期にお答えさせていただいています。)
東北に向けて
たくさんの人の思い。たくさんのペットたち。たくさんの動物たち。
全てに南無三界万霊
合掌 妙玄