大人絵本のススメ

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大人になっても絵本が大好き!

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「ガラスめだまとぎんのつののヤギ」

ベラルーシ民話

田中かな子訳

スズキコージ画

福音館書店

 

あらすじ:おばあさんが畑で育てた麦を悪いヤギがやってきて、食べ散らしてしまいます。クマもオオカミもきつねも悲しんでいるおばあさんを助けようとヤギを追い払おうとしますが、なかなか出ていきません。とうとうヤギを追い払ったのは一体誰でしょう。

 

スズキコージさんの絵が目を引く作品です。

悪いヤギが出てくるのが面白い。草食動物なのにめちゃめちゃ悪い顔してるし。

クマもオオカミもキツネもウサギもかなわないくらい強そうなヤギ。口もかなり悪いです。笑

どこかガラガラドンのヤギに似ています。(あの話は悪いヤギではなかったけど)

スズキコージさんの絵がすごく印象的で、子どもの頃かなり読み込んだ作品です。

ヤギの顔が怖くて怖くて、でもなぜか癖になるんですよね。森の動物たちも、ほかの作品では悪者で描かれることが多い、クマ、オオカミ、キツネが優しく描かれているところも珍しい作品です。

ベラルーシ民話ということですが、ベラルーシをよく知らない私。(ベラルーシファンの方、すみません)

正式名称はベラルーシ共和国。調べてみたらロシア、ウクライナ、ポーランドなどのお隣でした。美人が多い。。ちなみに「3びきのやぎのがらがらどん」はノルウェーの昔話です。

 

 

 

わたしが絵本を選ぶ際に、一番気にする点は「絵」です。

なんてったって「絵本」ですから。お手頃価格で、持ち運びに便利な小さいサイズのものはアニメーションのような絵も多いですよね。移動中や旅先で読み聞かせをする際にはとても便利ですし、用途に合わせて使う分には良いと思います。

 

でも、わたしはやっぱり色々な絵を楽しんでほしいので、細かいタッチのものや、大胆なもの、個性的なデザインなどを選ぶことが多いです。色々な芸術にふれるという意味でも絵は重要ですよね。

 

例えば、ディズニー版のシンデレラや白雪姫の絵本は、もちろん子どもは大好きですが、ディズニーのタッチの絵本ばかりではなくて、色々な絵でお話に出会うことで、心に残る記憶の濃さは変わってくるんじゃないかな、と思うんです。(ディズニー批判ではありません。)個人的には味がある絵を選ぶことが多いです。

 

大人になって絵本を読むと、読み聞かせ役だとどうしても文字に目が行きがちですが、絵をじっくり見ると、細かい表情や工夫を見られて面白い発見がたくさんあります。たまには一人でお茶でも飲みながら、1ページ、1ページをしっかり見るのも癒されていいかもしれません。

 

あとはスズキコージさんの作品では「きゅうりさんあぶないよ」が好きです。「サルビルサ」も。

 

「きゅうりさんあぶないよ」

スズキコージ 作・絵

少し前のことになりますが、

こぐま社創立50周年記念

こぐま社50年のあしあと展に行ってきました。

 

場所は奈良県の生駒市図書会館です。(17.10.22終了)

自宅から車で2時間半くらいかかりましたが、本当に行ってよかったです。

(koharumamaさん、行ってきちゃいました!教えていただきありがとうございました!)

 

こぐま社の絵本は

「11ぴきのねこ」、「わたしのワンピース」、「つきがみていたはなし」、「へいしのなみだ」「アリババと40人の盗賊」など、懐かしい作品ばかりです。

 

 

開催地が図書会館ということもあり、アットホームな会場。

遊びに来た子どもたちものびのびしていました。

ステージの上でわたしのワンピースを着て写真が撮れます。

久しぶりにステージを見て、学芸会を思い出しました。

男の子もワンピースを着ていてかわいかった(*^o^*)

物販は絵本やグッズ。とらねこ大将のぬいぐるみに惹かれましたが、あまりぬいぐるみを置かないようにしている我が家なので断念。。(多分一度おいたら無限に増えるから)

ポストカードとハンカチを購入しました。

 

こぐまちゃんも遊びに来ていました。(写真撮り忘れ)

意外に大きくてびっくり!(笑)

どっしり感がすごかったです。

キャラクターと一緒に写真を撮れる場所もありました。

 

かわいい年表。

こんなにあるんですね~!さすが老舗のこぐま社。

あー!これもこぐま社だったんだ!という絵本がいっぱい。

座ってじっくりと懐かしい絵本を読むことができました。

 

写真には撮ってませんが、一角で流されていた馬場のぼるさんの声で朗読された「11ぴきのねこ」にとても感動しました。渋くていい声。

展示の新聞記事によると、馬場さんは一時は特攻隊員に選ばれたそうですが、出撃を待つ間に敗戦を迎えたそうです。タイミングというか、、後の生き方を見ると、生かされるべき方だったんだな。と感じてしまいます。

 

入ってすぐの「11ぴきのねこのマラソン大会」の絵巻えほんも圧巻でした。1500匹くらいねこが描かれているそうですが、とても数えられない。。ねこを探す「さがしてみよう」も面白かったです。(ウォーリーを探せみたいなもの)

ここに一番時間をかけてしまったかもしれません。

展示の中に所々子どもを飽きさせない工夫が感じられました。

 

 

本当に行ってよかった!!

子どもの気持ちに戻れる、ほっこりしたあったかい展覧会でした(*^o^*)♡♡

「パパ、お月さまとって!」

エリック・カール さく

もり ひさし やく

 

あらすじ:娘のモニカがお月さまと一緒に遊びたがったので、パパはお月さまに長いハシゴをかけて、お月さまを取りに行くことにしました。大きいお月さまをどうやってモニカのところまでつれて行けばいいのでしょうか。

 

 

久しぶりの更新です。

 

「はらぺこあおむし」で有名なエリック・カールの絵本です。

はらぺこあおむしと同じ仕掛け絵本になっています。図書館などの公共施設にあるものは結構びりびりになっていてセロハンテープで直されていたりことが多いです。仕掛け絵本ですし、それだけ多くの子どもたちがページをめくったってことなんでしょうね。

 

この絵本は私が小学校の頃、図書室で見つけて「一人で」読んだのが出会いです。

読み聞かせじゃないんだ!って思われた方、実は私ははらぺこあおむしが苦手でした。今も昔も、おそらく私が小さかったころから、「はらぺこあおむし」はエリック・カールの代表作でしたし、世界中で愛され、知育に良いとされてきました。でも、私はなんだか絵が怖かったんです。今は、はらぺこあおむしの絵本は色彩も鮮やかで、お話も面白くって好きな絵本の一つです。(iPhoneケースもはらぺこあおむしでした!)

 

パパがながいながいながーいハシゴをお月さまにかけるシーンが好きです。見開きいっぱいに収まりきらないほど細くて長いハシゴがすごく印象的!意外にパパが娘のために何かしてくれる絵本って少ない気がします。(お母さんと比べて)

実際にエリックカールの娘さんが「お月さまとって!」とねだったことからこの本が生まれたそうです。

あったかい気持ちになれるいい絵本です。

 

 

こんな風に、いくら世の中で良いとされている絵本でも、子どもの持つ個性や好みによっては、ツボにハマらない絵本だってあるんですよね。逆に世の中であまり人気のない絵本が、その子にとっては一生忘れられない絵本になることだってあると思います。それは全然変なことではなくて、「なんでうちの子は、、」なんて悩むところじゃないんです。

 

食わず嫌いがあるように、読まず嫌いだってあると思うんです。大人になってから味覚が変わるように、小さいころは受け付けなかったけど、今読むとすごく好き。的なことも起こってくるんですよね。実際、「はらぺこあおむし」は読まず嫌いで、多分当時、絵が気になってお話に集中できていなかったんではないかと思います。

 

ですから、ある程度、お姉さんになった小学校中学年くらいで出会った「パパ、お月さまとって!」は絵も、ストーリーも大好きです。小さいころって好みが結構変わりますし、現時点で受け入れられないからと言って無理に押し付けなくても、時期が来たら自然に心に吸収されますしね。

 

 

 

 

 

 

 

話は少しそれてしまいますが、インスタグラムとか見ていると、母親のワンオペ育児って多いみたいですね。

うちはまだ子どもがいませんが、話を自分に置き換えて考えると、かなり大変なんだろうなーと思います。

体力的にももちろんですが、なにより不安で心細いですよね。予想できないアクシデントやストレスを抱えながら、一人の「人間」を育てるのに、一人で抱え込むのは責任が重すぎます。。

 

 

あとは、女性の場合、職場復帰問題も。

私が以前いた会社では産休・育休・時短勤務などの制度はありましたが、産休明けの方は少々厄介者扱いされてるような環境でした。職場は好きでしたけど、実際自分が妊娠・出産するとなったらお休み取りにくいだろうし、長くは働けないのかなー、という不安が常にありました。

 

いくら会社の制度が変わっても、職場にいる人全員の意識が変わるのは、まだまだ時間がかかりそうです。私がいた会社は比較的古い考えの人が多かったのかもしれません。実際、子どもを産んだら女性は家庭に入るべきだと思う、と言われたことも何度かありました。(男性でしたが、今考えるとひどいですね)

 

今年、夫の転勤で名古屋に来て、現在就職活動をしています。正社員募集の面接で「入社して2~3年で子どもができて、産休に入られたら困るからね」と言われました。一社だけではなく、何社にもです。雇う側からしたら当然なことなのかもしれません。

 

でも、これって男性も同じように聞かれてるんでしょうか。正直、私はいつか子どもが欲しいと思っています。子どもが欲しいと思うのは悪いことではないし、先のことはわかりません。でも、自分の気持ちをごまかしながら就活をするのが辛くなってしまい、結局わたしは、非正規社員を選びました。この選択が正しかったのかはわかりません。。

 

いつか絵本や児童文学を仕事にしたいです。今回は妥協しましたが、いつか好きな仕事に就けたら、よくばりかもしれませんが、仕事も家庭もどちらも諦めたくないなー。後世のためにも、たくましく生きねばと思います。

 

いろいろな考えがあると思いますが、「育児とはそういうもの、産んだ責任、みんなそうやって来た」と言われると悲しくなってしまいます。

 

「育児は母親の仕事」という考えがなくなって、近い将来、パパもママも同じくらい子育てに参加できる環境が当たり前になればいいなーと思います。家庭内の問題、職場環境の問題、どちらも当然あると思いますし、世の中全体がもう少し優しい世界にならないかな~。

「11ぴきのねことへんなねこ」

馬場 のぼる

こぐま社

 

あらすじ:11ぴきのねこが魚釣りをしていると、見たことのないみずたまのねこがやってきます。いったい何者なんでしょう…

 

 

こちらも先日のメルヘンハウスさんで購入した絵本の一つです。

馬場のぼるさんの「11ぴきのねこ」シリーズは全6冊ありますよね。でも、実は私はこの1冊しか読んだことがないんです。。他におすすめあったら教えていただきたい!

1冊しか読んだことないくせに、11ぴきのねこのグッズはたくさん持っています。(化粧ポーチをはじめ、タオル、一筆箋など) メルヘンハウスでもファイルと一筆箋違うバージョンを買いました。かわいすぎて使えないかも。。こういうグッズって持ってるだけでテンションあがります。

 

 

馬場のぼるさんの作品で好きなのは「アリババと40人の盗賊」です。

世界中で知られる有名なお話ですが、この話、スリル満点ですよね。お兄さんが殺されたり、人が隠れたツボに熱い油をそそいだり、盗賊に命を狙われたりと怖いシーンもあり、ハラハラするけど、絵を見るとなんだか気が抜けてていいバランス。馬場のぼるさんの絵は最高です。語り口も軽快で、なんだか落語みたいです。モルジアナの機転もおもしろい。いろいろな方が書いている有名なお話ですけど、私は馬場のぼるさんの「アリババと40人の盗賊」が一番好きです。アラビアンナイト第二弾「アラジンと魔法のランプ」も読んでみたいな。

今度時間があったら千夜一夜物語をちゃんと読んでみたいです。

 

「アリババと40人の盗賊」

馬場のぼる

こぐま社

 

 

 

 

すいかのたね

さとう わきこ さく・え

福音館書店

 

あらすじ:ばばばあちゃんが庭にまいたすいかのタネ。何度も掘り起こされる度に「なんだ、つまらない。すいかのたねか」と言われてるうちにとうとう怒り出します。ぐんぐんつるを伸ばして、たちまち大きなすいかができました。

 

 

さとうわきこさんの「ばばばあちゃんシリーズ」の一つです。すいかのたねが文句を言うんですが、セリフが面白くて思わず笑ってしまいます。

 

昨日、名古屋市千種にある「メルヘンハウス」さんにお邪魔した時にゲットしました。

「ばばばあちゃんシリーズ」が大好きなんですが、私の友人たちは知らない人が意外に多くてびっくり。2016年の時点で第67刷とのことなので、かなりの冊数が出回っていると思うのですが。(具体的な○○部という数字は分かりませんでした、すみません。)

先日、メルヘンハウスさんにさとうわきこさんが遊びにいらっしゃったそうで、レジのところにサインが飾られていました。私もSNSの情報で知り、すっごくすっごく行きたかったのですが、ずらせない予定があり、残念ながらお会いできませんでした。。お店の方にお聞きしたら、たまーにいらっしゃるとのことなので、次の機会は逃さないようにしたいです!

 

メルヘンハウスさんは日本で最初の子どもの本専門店ということで、品ぞろえが素晴らしいです。

東京にいたころから遊びに行きたいと思っていたメルヘンハウスさん。名古屋に転勤が決まって、正直ちょっと落ち込んでましたが(慣れない場所に行くことに戸惑っていただけ)、「メルヘンハウスに行けるじゃん!」と、気分を持ち直すことができました。実際に本を手に取って、椅子に座って読んで選ぶことができるので、ついつい長居してしまうんです。子どもも大人も、じっくり本と向き合える本屋さんです。家が近かったら毎日通ってしまいそう!子どものころに、こんなお店に出会ったら、きっと本が大好きな子になるでしょうね。読むことの楽しさを教えてくれる素敵なお店です。絵本だけじゃなく、文庫などもたくさんありますよ!(私にとっては天国です)

 

 

さて、「すいかのたね」のはなしに戻ります。みんなに「つまらん、つまらん」言われてたら、そりゃすいかも怒りますよね。わかるよ、そのきもち。最後すいかを切った時が、また最高でした。

昔、窓に座って、すいかのタネ飛ばしをしたんですが、忘れたころに芽が出て、ツタがくるくると伸びて、庭に小さいすいかの実がなったことがありました。すいかってそのくらい簡単に芽が出るのですね。いい思い出になっています。前にどこかで、さとうわきこさんのインタビューを読んだのですが、「たくましさを描くときに、かあちゃんだと子どもの目が合って制限される部分があるけど、ばあちゃんだったら好き勝手出来るだろうと思ってばあちゃんにした」っておっしゃってて、なるほど~!と思いました。うちの祖母もかなり自由でたくましい人ですから、妙に納得したんです。かあちゃんというと「せんたくかあちゃん」もだいぶたくましくて好きですけどね。後半は特にテンポよく話が進むので、ページをめくるのが楽しい一冊です。

今日は午後からピーターラビット展に行ってきました。

 

 

ビアトリクス・ポター生誕150周年ということで先月から名古屋市博物館で開催されてます。

先日の「世界ふしぎ発見」でイギリスの湖水地方~ピーターラビットと奇跡の大自然~が放送されてましたね。湖水地方ってなんてきれいな場所なんだろう!!と感動しました。動物たちとお花とかわいいお家、まさにピーターラビットの世界。私もいつか行ってみたいです。

 

 

さて、ピーターラビット展ですが、時間帯もあってか思ったより空いていて、ゆっくり見ることができました。はじめは興味がなさそうだった夫も楽しめたようで、私よりじっくり展示を見ていて意外でしたね。お話の紹介が多く、原画と一緒にストーリーも追えるように展示されているので、あんまりピーターラビットを読んだことがない人に親切な展示方法だなと感じました。もちろんお話を知ってる私も充分楽しめました。

 

音声ガイドはディーン・フジオカさん。いい声でした。

ピーターのお父さんはマクレガーさん(人)につかまって肉のパイにされたって話、好きです。絵を見るとかわいいおじいさんなんですけどね。(関係ありませんが、数年前にレストランでウサギのお肉を食べたときは小骨が多くて食べにくいなーと思いました。)

 

 

やはりインクと水彩の繊細なタッチで描かれた原画は見ごたえがありました。絵に喜怒哀楽の表情が描かれないところが動物のリアリティを感じさせます。でも、小さいころ読んだときは表情がないことはまったく気にならなかったんですよね。表情以外の部分で感情が伝える描き方ができることが、さすがだなあと思います。観察力に長けていた彼女だからこそできる技なんでしょうね。

 

 

 

小さいころさんざんお世話になったピーターラビットの原画に会えて嬉しかったです。ですが、アヒルの「ジマイマ」の名前がどうしても思い出せず、「ベンジャミン・バトン」と言ってしまう私。幼いころ、両親に読んでもらうとき、ひげのサムエルの話だけ嫌がられたのを思い出しました。(他の話と比べてちょっと長いもんね)

 

 

昔、母がピ-ターラビットを一式揃えてくれましたが、当時はまだその貴重さがわからず、ところどころ破けていたり、シミがあったり、歯形がついていたり、、、実家にある本はひどい姿です。新しいものを自分で買おうにも、一式そろえようと思うと、結構いいお値段するんですよね。。とりあえず今日の購入は断念しました。グッズもかわいかったな~。一度家に帰って、どうしても欲しかったらまた買いに行こうと思います。

外にはこんなパネルも所々に飾られていて、写真okとのことでした。

 

 

帰りは千種のメルヘンハウスさんによりました。その話はまた明日書こうと思います。

 

ペーン・デュポア 文・絵

松岡享子 訳

岩波の子どもの本 岩波書店

 

 

あらすじ:電気じかけの家に住んでいるなまけもののトミー。朝ベッドから起きてから夜眠るまですべて機械じかけ。ところがある嵐の日、停電になって……。

 

 

ものすごくものぐさだけどなぜか憎めないトミー・ナマケンボ少年のお話です。

機械じかけって便利だけど怖いな…なんて思っちゃいます。でもやっぱり羨ましい。

こんな便利な機械を開発するトミーだから、きっと本気だしたらすごい人なんだろうな、、なんて私はトミーの可能性を感じちゃいました。だって開発する機械が全部魅力的。私も相当なまけものですね。

 

 

社会人として会社で人間関係や残業で悩み、「もう会社なんて行きたくなーい!」とやさぐれていた時に、この「ものぐさトミー」の絵本に何年振りかに再会して読みました。

トミーみたいに暮らしたい。。ただ一日中寝ていたい。。とにかくもう会社行きたくないんじゃ!!と荒れに荒れてた私の心を癒してくれました。

でも、きっと便利なものに頼り過ぎると、トミーみたいにいつか痛い目見るんですかね。。

なんというか、、大人になってからこの絵本を読むと、トミーの歳とか、家族とか、発明のための資金の出所とか、色々細かいことは気になってきますが、そこらへんはあまり気にせずに楽しく読めればいいんじゃないかなと思います。

文章が多いので、小学校中学年~大人向きですかね。読み聞かせなら、小さい子でも大丈夫だと思います。

 

個人的には、教訓を感じて作品を読むことはあまりおすすめしません。大人になってから絵本を読むと、その作品から、つい無意識に教訓を感じ取ろうとしてしまいますが、なんとなく作品そのものの面白さや楽しみが薄れてしまう気がするんです。(あくまでも一個人としての考えです…) もちろん教訓めいたものを感じさせるタイプの作品もあると思いますので一概には言えませんが、まずは何も考えず、ただクスッと笑って読んでるくらいが頭にもたれなくてちょうどいいのかな、と思います。

 

 

 

この本の翻訳をされた松岡享子さんは「おふろだいすき」「なぞなぞのすきな女の子」などの作品を書かれた方です。実は、松岡享子さんの著書「えほんのせかい こどものせかい」は、私が絵本の世界に深く興味を持つきっかけとなった本なんです。表紙もかわいいです。

 

 

翻訳の作品だと、「しろいうさぎとくろいうさぎ」が有名ですが、今回あらためて調べると、「え!あの本も?!」と、松岡さんの翻訳だと知らなかった作品が多く、まだまだだなあ、奥が深いな児童文学、、、って思いました。(なんだそれ) 

「トミー・ナマケンボ」って訳がなんともかわいらしいですよね。

ちなみにもともとの作品名は「Lazy Tommy Pumpkinhead」だそうなので、「まぬけななまけもの トミー」って感じなんですかね。結構ひどい。。

 

 

 

 

 

 

ところで、この「ものぐさトミー」を読んで、「ウォレスとグルミット」を思い出しました。

昔、NHKで年末とかに放送していた英国アニメなんですが、かなり有名なのでご存知の方も多くいらっしゃると思います。

 

 

 

私はこのようなパラパラ漫画のような手法のアニメ(ニャッキとかパルタとか)が好きなんですが、このアニメももれなく大好きです。ついこの間もTSUTAYAでレンタルしてきたところです。怠けものでおっちょこちょいの発明家ウォレス、しっかり者で忠実で賢い飼い犬のグルミットのドタバタコメディなんですが、この作品に出てくる2人の家もトミーの家にそっくりです。「ものぐさトミー」が好きな方は是非見てほしい!

 

 

サラダでげんき

角野栄子 さく 長 新太 え

こどものとも絵本 福音館書店

 

 

あらすじ:病気のお母さんが元気になるように、りっちゃんはサラダをつくります。のらねこ、いぬ、スズメなど様々な動物がやってきてりっちゃんにおいしいサラダづくりのアドバイスをくれます。最後にやってきた動物は、、

 

 

この話、覚えてる方多いと思います。なぜなら、小学校一年生の国語の教科書に載っていたから。

私の場合は、授業参観で音読した記憶があります。うっすらね。

お話はもちろん面白いんですが、長新太さんの絵が印象的。私は最後のむきむきポーズのページが大好きなんです。

 

長新太さんの絵本といえば、「ごろごろにゃーん」「ぞうのたまごのたまごやき」「ゴムあたまポンたろう」「へんてこライオン」など、ぱっと思い浮かぶだけでも沢山でできますよね。元祖ヘタウマって感じです。(そんなこと言ったら怒られちゃうけど・・)でもこの世界感の絵って長新太さんにしか描けないですよね。

長新太さんの作品って専門的に言えばナンセンス絵本になるんですけど、まずはそんなことは考えず、ただ読んでみてほしいんです。大人もはまる絵本の一つだと思います。(あ、ちなみにサラダでげんきはナンセンス絵本ではありません)

 

なんか長新太さんの話になってしまいましたが、「サラダでげんき」を読んでいて思ったんですけど、子どもがなにか料理をする絵本って人気ですよね。「しろくまちゃんのホットケーキ」とか「ぐりとぐら」のかすてらとか、「ばばばあちゃん」のよもぎだんごとか、、私も大学の卒論は食事を描いた絵本について書いた気がします。(実はあんまり覚えてない…恥ずかしくて読み返せない…)みんなで作ってみんなで食べるって楽しいもんね。なんか幸せだよね。しかも、りっちゃんの場合、お母さんの手を借りずに作ってるってところがまたいいんですよね。お母さんのために←ここがポイントだと思う。

角野栄子さんは「魔女の宅急便」の原作者として有名ですけど、お写真見てびっくり。すごくおしゃれ。あとは知らなかったんですけど合唱曲「おさんぽぽいぽい」の作詞もされてるみたい。歌いだしの「おさんぽぽいぽい、おまじない」ってなんとなーく頭に残ってたんですよね。やっぱり言葉選びにセンスがある方なんですね~キョロキョロ

 

文も多めだし、絵も面白いし、秋の読書にピッタリです。もちろん読み聞かせにも。

今日は雨が降ってますが、紅茶でも入れて、お部屋でじっくり読みたくなります。

大人絵本として「サラダでげんき」おすすめです。

 

 

「おやおや、おやさい」

石津ちひろ 文 山村浩二 絵

福音館書店

 

 

個人的に印象が強く、最初に紹介したかったのがこの一冊。

おやさいマラソン大会でいろんな野菜たちが走るんですが、その言葉選びが絶妙。リズムがいいので頭に残りやすいんです。読み聞かせをしてても楽しい!!「ことば遊び」っていうんですかね。例えば、「にんきものの にんにく きんにく むきむき」とか。ダジャレとはちょっと違うのかな。山村浩二さんの絵もかわいいです。石津ちひろさんと山村浩二さんペアの作品はどれも癖になる面白さがありますよね。

 

 

 

この絵本との出会いは大学の授業でした。

当時、石津ちひろ先生がうちの大学に講義をしにきてくれてました。

私も半年間くらい先生の授業を取ってたんです。

先生の柔らかくてちょっとお茶目な雰囲気は、絵本にもしっかり出てます。それと先生は頭の回転がものすごく速いんですよね。お題を出されて、生徒たちが考えてる間に、先生の思いついた作品でホワイトボードが埋まっていく、、、みたいな。ちょっと置いてきぼり感を感じながら、負けないように頭をフル回転貸せていたのを思い出します。楽しかったなあ。。

わたしも頭を柔らかくしておかないと!

 

 

小さいころに出会う絵本ってほんとに大事だと思うんです。

衣・食・住ではないし、なくても生きていけるものだけど、心の畑があるとすれば「肥料」みたいなものだと思うんですよね。手間暇かけていろんな栄養素を吸収して豊かな感情が生まれるんだな、と感じます。

私自身、小さい頃に読んでもらった絵本は今でも鮮明に記憶に残ってますし、内容や絵だけじゃなくて、誰に読んでもらったか、どんな声色だったかとか、どんな場所で読んだとか、背景にあったいろいろなものと一緒に記憶されています。子どもでいる時間って大変だけど、過ぎてみると本当に短いですよね。膝に乗せて絵本を読み聞かせられる期間なんてあっという間だと思います。でも、その経験は大人になってもしっかりと覚えているんですよね。自分にその記憶がしっかりあるからこそ、絵本の世界の奥深さを感じます。

はじめまして。むつみんみんぜみと申します。

 

趣味の絵本の記録などを中心に書いていきたいと思います。

こういった日記や記録は慣れておらず、三日坊主にならないか今から不安ですが、気楽に楽しくマイペースに書いていこうと思います。(あくまでも自己満なので)

 

とりあえず自己紹介からしていきます。

 

名前:むつみんみんぜみ

小学校の頃、同じクラスの自閉症の男の子につけてもらったあだ名です。人気者だったなおや君、元気かな。響きがかわいいので気に入っています。

 

年齢:27歳

 

経歴:小さなころから絵本が大好き!大学で4年間、児童文学・児童文化を学び、さらに絵本の世界の虜に…一般企業に就職したものの、やっぱり頭の片隅にはいつも絵本の世界がありました。(はたからみたら相当変な奴だったと思うけど) 絵本関係の仕事につきたくて、思い切って退職を決意。退職まで残り1か月というところで夫がまさかの名古屋へ転勤。少々抵抗するも、やっぱり家族は一緒がいいね!ということで円満に名古屋へお引越し。好きなことを仕事にするのは難しいけど、家庭も仕事も犠牲にしたくないなーと思っている今日この頃です。

 

 

どうぞよろしくお願いします。