![ブランダイス、留学](https://stat.ameba.jp/user_images/20141115/00/mymogmog/11/ef/j/t02200165_0448033613129281628.jpg?caw=800)
![ブランダイス、留学](https://stat.ameba.jp/user_images/20141115/00/mymogmog/b9/d7/j/t02200165_0448033513129281629.jpg?caw=800)
『Microenterprise Development and Finance (小規模ビジネス・開発と融資)』
という授業の最終課題の書き直し中。
しかも、1ヶ月遅れで・・(-_- )
![汗](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/028.gif)
これじゃ成績がつけられない、と返ってきてしまったのだ。えーん
![しょぼん](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/144.gif)
先生のアドバイスで、
マイクロクレジット (Microcredit) と貯蓄グループ (Saving groups) の違いを踏まえて、
貯蓄グループの方がいい!という主張で書くことになった。
![本](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/240.gif)
『マイクロクレジット』 (小額融資) という言葉は
グラミン銀行のモ・ハメド・ユヌス氏が
ノーベル平和賞
![王冠1](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/120.gif)
![キラキラ](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/123.gif)
少ない金額を貧しい人たちに貸し出すことなんだけど、
今まで無視されてきた貧しい人たちが
お金を返す能力がちゃんとある、
ということを示し世界をびっくりさせた。
グラミン銀行からマイクロクレジットを受けた人は、
2009年には700万人にもなり、返済率も95%以上を記録したらしい
![ショック!](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/143.gif)
その一方で、色んな国の色んな金融機関で行われている
マイクロクレジットの利率は、20%以上だったりする。
グラミン銀行の利率は20%以下と決められてるけど、
実はマイクロクレジット自体には、利率の定義が無い。
高い金利のせいでインドでは、
借金を負い自殺者が続出したというニュース (Indian Microfinance Crash) がある。
例えば・・『インドを襲うマイクロファイナンスの悲劇、借金苦で貧困層の自殺多発』
『存亡の淵「マイクロファイナンス」』
さらに金融機関は大抵都市部にあるので、
遠くに住む本当に貧しい人達がサービスを受けにくいのも事実。
・・・
![おやしらず](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/202.gif)
話変わって、貯金
![¥](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/258.gif)
ROSCA (Rotating Savings and Credit Association) というものがある。
月1回や週1回など集まって、決まった金額を持ち寄り、
集まった全額を回ごとにメンバー1人に順番で渡していく、というもの。
ベナンでは、TonTine (トンチン) と呼ばれていた。
だけどこれだと、貸し出される金額も貸し出される順番も
初めから決まっていて、柔軟に対応できないというデメリットがある
![しょぼん](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/144.gif)
貯蓄グループは、このROSCAから発展したもので、
貯める金額や借りる人・金額を柔軟に決められるもの。
私が今回特に参考にしたのは、
CARE というNGOが行っている
VS&LAs (Village Savings and Loan Associations) というモデル
![キラキラ](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/123.gif)
マイクロクレジットと何が違うかというと・・
1.貸し出す金額、利率、返済期間など自分達で決められる
マイクロクレジットは小さなビジネスを始める用だけど、
お金は他にも、日常で必要な服・食べものに加え、
学費や結婚式など人生の節目で、
そして、病気や災害など緊急時でも必要になったりする。
そういった色んな目的に合わせて、
グループのみんなで金額や利率などを決めることができるのだ☆
他にも規則や返済できない時のペナルティについて、
参加型でみんなで話し合って決めることで、
理解が深まるし、守ろうという責任感が芽生える。
2.目の前で実際のお金の出し入れが行われる
だからごまかしにくいらしい。
VS&LAsモデルでは、Pass Book
![本](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/240.gif)
Oxfamが行っている Saving for Change というプログラムでは
(※参考記事 『貯蓄グループの作り方』 )
読み書きができない村用に、口頭で記憶する、という方法
(オーラル・アカウンティング・システム) を取っているらしい
![ひらめき電球](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/089.gif)
お金の管理方法は、重い箱かカギ付ポーチなど。
箱はグループの会計係が管理し、
3つカギ
![カギ](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/261.gif)
会計係以外の3人別々の人にカギを渡す。
万が一お金が貯まりすぎたら、グループの口座を開いて預けることも。
なるほどねぇ~・・。
3.一番の大きな違いは、利率が低くお金が貯まりやすい
管理費用がかからないので、
マイクロクレジットより利率が低く済む。
そして何より、利子がメンバーに直接還元される!
マイクロクレジットでは利子が金融機関に入るので、
借りた分より返す分が多くなる。
でも貯蓄グループでは、利子はグループの金庫に行くので
借りた分より最後にもらう分が多くなる可能性が高い。
借りずに貯金だけしてた人はなおさら。
そりゃモチベーションと団結力が高まるはずだ
![キラキラ](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/123.gif)
あ~、これを協力隊時代に知ってたらなぁ・・ (-_- )
きっとマイクロクレジットをせずに、貯蓄グループを作ってたと思う。
貯蓄グループは今どんどん世界で広まっているようなので、
マイクロクレジットより、『セービンググループ(貯蓄グループ)』 という言葉が
これからもっと有名になるかもしれない
![得意げ](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/189.gif)
※このテーマについてもっと知りたい人は、マイクロクレジットのポータルサイトへ。
先生がオススメしてくれたサイトで、色んな情報が載ってます
→ マイクロファイナンス・ゲートウェイ (Microfinance Gateway) 英語
※そもそもどうして自分で貯金しにくいか、については
『貧しい人達が貯金ができないワケ』 の記事を参考。