実は秋学期と春学期を通して、
日本語クラスの ピアチューター(Peer Tutor) をやっていたのだ。
これは、ブランダイス大学で行っている
大学生向けの日本語の授業の一部。
1~2人の生徒と1回あたり30分、
授業で習った日本語を使って会話の練習をする先生をやったのだ。
こういう教科書を使って↓

普段英語ができなくて落ちこぼれの私が、
「先生」 と呼ばれ何かを教えるっていうのは
なかなか良いストレス解消となった

今回のイベントは、1年間の授業の集大成で
日本語を使って色々なことをする。
例えば・・
オープニングは、日本語での面白動画。

落語の発表。この中の6人は私の教え子なのだ


その後、日本語スピーチを聞いたり、
クラスはどうだったかみんなで議論したりもした。
私は2年生を受け持ったのだけど、びっくりするくらいみんなペラペラ。
もともと漫画やアニメで興味を持っていて
動画をよく観ているらしい。
特に人気なのが、ワンピースとブリーチ。そしてジブリ映画。
毎日1時間の授業に加えて、小テスト、作文の宿題、
チューター、イベントなどなど。
本当によくがんばっていると思う。
日本でもこんな風に使えるための語学の授業をやったらいいのにね。
先生がお寿司を買ってきてくれた。めっちゃ人気



教え子の1人が、徹夜をして作ったというデザート。
おかげで今日の最後の授業、遅刻はするしウトウトぎみだった。


チューターを始めたとき、人見知りですごく緊張していた子もいたけど、
今ではもうすっかり慣れてくれた。
みんなキャンパスで私を見かけると「先生!」と親しげに声をかけてくれる。
とってもいい子達なのだ

先日のアジアンカルチャーナイトにも
私が作ったお寿司を食べに来てくれた。
最後に、アンジェラ・アキの 『手紙』 という歌をみんなで合唱。
サビは知ってたけどまともに歌詞を読んだのも、歌ったのもこれが初めて。
「こんなにいい歌だった?!

あいかわらず課題に追い込まれまくっている私の心に染みて・・
ちょっと泣きそうに

※『手紙』 歌詞
あと1ヶ月もすれば夏休みに入る。
クラスメイト達が早くも夏休みの予定を立て始めているようだ。
そんな風に要領が良くてどんどん先に進むクラスメイト達との距離ができていく。
浪人時代からずーっと続いている先の見えない不安、
私は留学生活に疲れ始めていた。