テストを持つ手がぷるぷる震えた。
い、いってん・・!

1点(16点満点)を取ってしまったのだ

この時、毎回授業で出される課題も、なんと5週分遅れ

これは本当にやばい・・
この全くついていけていない授業、
それは 『Household Economics (家庭経済学)』。
フタを開けてみれば、統計学の授業。
統計学の基本を知っている、という前提で授業が進められるので
最初からちんぷんかんぷん

「課題の意味が分からない」 という経験は初めてのことで、
最初の課題から締切遅れまくり

STATA という統計ソフトを使うらしいのだけど、
そのソフトの使い方は全く授業で教えてくれない

『ネコでも分かるSTATA入門 (PDF)』
を参考にしたりして使い方を覚える。
この頃の私は、他の授業もついていけてなくて、
つらくてストレスが溜まりまくりだった

自分への不満と不安でいっぱいだったのだ。
結局最終プレゼンも間に合わず、
中途半端な状態でプレゼンすることに

「ごめんなさい、実は終わってなくて・・」 と謝り、
情けなくて散々だった。
7人のクラスメイトの中で、ダントツビリなのは明らかだった。
最後の授業を終えた頃にようやく課題の意味も分かり、
最終課題だけは何とか提出できたのだった。
ちなみに私は、
「学校の時の成績がよければ将来の資産は多い」
ということをボリビアの例を使って、
都市への距離と収入もからめつつ証明しようとした。
だけどデータを分析した結果、
学校に通った年数だけが将来の資産と相関関係がある、
という結果が出た。
本当かなぁ・・ (-_- )

でももしかしたら、都市部の方が、収入が多い方が、
成績がいい方が、将来の資産が多くなる、というのは
思い込みだったりするかもね・・?
さて、奇跡的に単位はもらえたわけだけど、
実はこの授業だけは 相対評価 なので
確実に単位がもらえたのだ

(逆にどんなにできが良くても、周りも良かったら一番いい成績はもらえない)
私は運よく、この評価システムに救われた。
こういった評価システムの下では、
クラスメイトは全員ライバルになるけれど、
そんな雰囲気は一切出ず、みんなすごく協力的だった。
私もずいぶんと親切に助けてもらったし、本当にありがたい

『統計学なんてこの先使うことあるのかな?』 と思う一方で、
『数字でシビアにプロジェクトを評価することも大事かも・・』 と考えるきっかけになったし、
実はこの後、意外なところでこの知識が役に立つのだった

※3月14日はホワイトデー

パイ(π=円周率)の日、ということでパイを食べた。
