そんな中、一番難しい 『Strategic Management (戦略的経営)』 の授業で
とうとう中間課題が出されてしまった

それは3つのケーススタディを読んで1つ選び、
授業で習ったツールを使いながらビジネスモデルを分析する、というもの。
この3つのケースが面白かったのでここで紹介

ケース1: Global Cycle Solutions ( http://www.globalcyclesolutions.org/ )
タンザニアの小規模農家向けに、自転車に取り付ける装置を開発。
この装置によって、
1) トウモロコシの皮むき (時間短縮と商売が可能)
2) 穀物の製粉
3) 携帯のチャージ (町に充電しに行く時間を短縮)
ができるというもの。
自転車はそのまま自転車として使えるので、移動が可能。
使うのも簡単だし、高くないので貧しい人でも買うことができる。

ケース2: Sanergy ( http://saner.gy/ )
ケニアのスラム街に高品質のトイレを設置することによって、病気を減らす。
・ トイレの設置費用はマイクロファイナンス(小額融資)で調達
・ 部品は出来上がっているものを使うので、1日で組み立てられる
・ 排泄物を毎日安全に回収して運ぶシステムがある
・ 排泄物を有機肥料として、または電気に変えて売る

ケース3: Click Diagnostics (※現在HPは無い)
田舎で携帯カメラを使い、都会の医者から診断を受けられる仕組み。
・ 写真と症状の記録が契約病院に送られて、診断される。
・ 写真と記録を取るのは、トレーニングされた地元の人なので、
地元の雇用が増え、基本的な医療の知識が増える。
・ 安くて早い、特に都会の病院までの交通費がかからない。

私は最後の Click Diagnostics を選んだ。
Sanergy はスラムの人がわざわざそのトイレを使う
メリットが分かりにくかったのと、
(お金のメリットも無いし、トイレを設置するNGOが他にもたくさんいそう)
Global Cycle Solutions は簡単でシンプルなデザインなので
すぐにマネされそうだな、と思ったからだ。
その点、 Click Diagnostics のモデルは
地元のネットワークが必要なため、
最初にサービスを始めた Click Diagnostics が有利かな~って。
ところが、私が選んだ Click Diagnostics は現在サービス停止。
クラスで一番人気だったのは Sanergy で、
先生によると、3つの中で今でもうまくいってるのが Sanergy らしかった。
この Sanergy はもともと、マサチューセッツ工科大学(MIT)
の生徒たちが立ち上げたものなのだとか。
数々のコンテストで賞を取っており、先生も審査をしたことがあるらしい

あら、よく見たら、Sanergyってば、私達が準決勝に行った
DELLのプロジェクトコンテスト(※前回の記事 参照)で2011年に決勝に行ってたわ

いや~さすが。。
MITってコンピュータとか科学のイメージだったけど、
専門的な知識がこういう風に国際協力に活かせたりするんだね

ところで中間課題はどうだったかというと・・
書き直し、となりました (-_- )