協力隊のすべて | アメリカの大学院で勉強する、舞のもぐもぐブログ

アメリカの大学院で勉強する、舞のもぐもぐブログ

旧『ベナンで活動する舞のもぐもぐブログ』 

2008年6月~2010年6月の2年間、青年海外協力隊として西アフリカのベナンという国で活動しました。

2012年8月から2014年5月まで、アメリカのブランダイス大学院(Brandeis University)で国際開発学を勉強しました。

青年海外協力隊に興味を持つ人は多い。
そんな人は、ぜひ一度説明会に行って、
行った人の体験談を聞くのがいいと思う。

私も大学生の時、聞きに行ったことがあった。

そんな私が、山形市で行われた、
『協力隊の春募集説明会』 で体験談を話すことになった。

持ち時間は、約20分。
約30人くらいの人達がいたかな?

まじめな雰囲気だったので(当たり前だけど)、結構緊張したあせる

山形で暮らす舞のもぐもぐブログ-春募集説明会

せっかくなので、話の一部を紹介。

・・・・

1.応募しようと思ったきっかけ

きっかけは2つ。

・ 将来国際協力の仕事に就くために、現場の経験を得るため
  協力隊は経験を得るには、
  サポートがしっかりしててかなり良いシステム。

・ 大学5年生のとき、タンザニアのJICA事務所で
  インターンシップをしたときに、協力隊の活動を見学した。
  その時聞いた話は・・・生々しいグチ。
  そんなに大変ならやってみたい、とかえって挑戦してみたくなったから。

  ※詳しくは→『タンザニアでの出来事』 http://ameblo.jp/mymogmog/entry-10096174176.html

 他にも、違う文化に触れてみたかった、という人もいれば
 失恋した勢いで。。という人もいたので、
 きっかけは人それぞれで何でもいいかなって思う。


2.試験について

書類審査 → 面接&健康診断

・ 対策はほとんど何もしなかった。
  協力隊が実際何をしているかを知るために、
  これを定期購読していたくらい↓

『クロスロード』 http://www.sojocv.or.jp/
山形で暮らす舞のもぐもぐブログ-クロスロード

・ 落ちる人の半分は、健康診断でひっかかるらしい。
  健康には普段から気をつけるといいかも。

・ 「希望の国じゃなくても、行きたいか」 という質問は
  きっと聞かれるので、どう答えるか考えておくこと。


3.語学訓練について

・ 69日間、長野県の駒ヶ根市で223人と共同生活をした。
  (今は日数など変わってるかも)

・ 200時間近い語学の勉強。
  私はフランス語で、訓練に入る前に1時間も勉強せず
  アルファベットすら読めなかったけど、
  何とかなるので、大丈夫。

語学訓練の途中から、このブログを書き始めたので、
訓練中の様子を詳しく知りたい人は 
  → http://ameblo.jp/mymogmog/theme10-100070260・・・


4.向こうでの生活

・ こんな感じのところに住んでた。国によって、生活レベルは全然違う。

村の中心地

山形で暮らす舞のもぐもぐブログ-ベナンアブランクー

ちょっと奥に入ると・・

山形で暮らす舞のもぐもぐブログ-ベナンアブランクー  こんな田舎。

一軒家に一人暮らしをし、家具は全てオーダーメイド。

山形で暮らす舞のもぐもぐブログ-ベナン家  山形で暮らす舞のもぐもぐブログ-ベナン家

5.活動について

・私は、村落開発普及員という専門の無い職種だった。
 主に、視覚障害者グループと女性グループの活動のお手伝いをした。

地元の福祉センターに勤務。職員は1人。

山形で暮らす舞のもぐもぐブログ-ベナン活動

視覚障害者グループとのキーホルダー作り、ござ作り、そして啓発イベント。

山形で暮らす舞のもぐもぐブログ-ベナン活動  山形で暮らす舞のもぐもぐブログ-ベナン活動
山形で暮らす舞のもぐもぐブログ-ベナン活動

女性グループとのミーティング、野菜作りの研修、
そして、生産物を売るお店と会議室の建設。
山形で暮らす舞のもぐもぐブログ-ベナン活動  山形で暮らす舞のもぐもぐブログ-ベナン活動 山形で暮らす舞のもぐもぐブログ-ベナン活動

※詳しくは → 『活動まとめ』 http://ameblo.jp/mymogmog/entry-10594・・・
  
・ 何ができるか不安な人も多いと思うけど、
  2年もいれば必ず何かしらはやれる。

・ 活動中苦労したことは、文化・宗教の違いの中で信頼関係を築くこと。
  特にベナンは、嫉妬と呪いから身を守るために嘘をつく習慣がある。
   → 『真実はどこに』 http://ameblo.jp/mymogmog/entry-10505474817.html

  だけどその分、住んでみて初めて分かる文化や価値観を知ることができる。


6.帰国後の進路について

・ 協力隊は目的ではなく、単なる手段なので
  協力隊から得た経験をその後どう活かしていくのかは、
  できれば出発前から考えた方がいい。
  (まだ進路が決まっていない私は、あまりえらそうなこと言えないけど汗

・ 協力隊の経験は、職歴とみなされないので、
  帰ってきた後の就職活動やキャリアが不安定になる覚悟はある程度必要。


~ 最後に~

・ 同じ活動をして、同じ場所に行っても感じ方は人それぞれ。
  結局行ってみないと分からない。

・ 行くタイミングは、行きたいと思ったとき。
  専門知識を身につけてから・・と言っても、
  向こうで必要なのは本当に基本的なことだけ。
  親が病気になったり結婚したりして、いつ行けなくなるか分からない。

・ 協力隊でブログを書いている人は多いので、
  国名や職種で検索して、まずは情報収集してみては。

みなさんの応募をお待ちしています^^

・・・・

これからベナンに行くという人が、
わざわざ仙台から話を聞きにきてくれていた。
色々質問に答えると最後に
 「なんだか私でもやれそうな気がしてきた☆」 と言っていた。

そりゃあ・・こんな私でもできたんだから。きっと大丈夫。
不安な人は多いと思うけど、興味があるんだったら
まずは受けてみたらいいんじゃないかなぁ。


<説明会では話せなかった協力隊の裏事情>

黄色い花  協力隊について思ったことを、書ける範囲で正直に描いた記事
   →  『協力隊のすごさ』 http://ameblo.jp/mymogmog/entry-10405315794.html

黄色い花  さらに詳しくつっこんで協力隊の良し悪しを書いてあるブログ記事
   → 『山本敏晴のブログ』 青年海外協力隊の良し悪し
      http://blog.livedoor.jp/toshiharuyamamoto128/arc
  私はここまで書く勇気はなかった^^; でも、本当にその通りって思う。

この2つの記事を読んでから、協力隊に参加することを強く勧めます!