変われたことがもう1つあった。
それは、奨学金への応募。
大学院留学はとにかく数百万円の費用がかかるため、
奨学金に応募する必要があった。
だけど、その応募も
推薦状やエッセイ、論文の研究テーマを英語で書いたりなど
応募にとても時間と手間がかかるものばかり。
ただでさえ、英語の勉強や願書の準備でいっぱいいっぱいなのに、
他のことで時間が取られるのはかなり痛い。
それまでいくつか応募しようと思ったけれど、
「どうせ倍率高いし、そこまでがんばって
もしダメだったら全て無駄になる」
と思って、結局応募するまで行き着かなかった。
(大学院に受かってたら、本当にどうするつもりだったんだろう、、私

奨学金の募集は、
早いものは留学する時期の1年半前からもう始まってしまう。
2012年の留学に向けて、
奨学金募集がすでに始まっていた。
有名なフルブライト奨学金は
( http://www.fulbright.jp/grant/ )
気づいたときにはもう締め切っていて、
ガーン

続いて、恐る恐るロータリークラブ (山形支部) に電話をしてみる。
( http://www.rotary.org/ja/studentsandyouth/educat )
すると、、
「もうすぐ締め切るし、書類の準備は
最低10日はかかるから無理だよ。」
と言われまたも泣きそうになった。

だけど、電話に出た方となぜかそのまま雑談が進み、
偶然にも出身高校が同じことを知る。
それで話が盛り上がり、
「推薦状はFAXを貼ったものでも受け付けてるから。
何とかがんばってみなさい。」
と背中を押されたのだ。
その方は、ロータリー財団山形支部のガバナー (トップ) の方で、
普段電話に出ることは無いらしいのだが、
担当者が帰っていたため、その時たまたま電話に出たらしい。
書類の準備は、確かに思ったより時間がかかり、
ほぼあきらめかけて結局宮城まで持ち越し。
ボランティアが終わった後
仙台のインターネットカフェに2~3日に1回は通い、
帰るのは深夜の12時近く。
何とも非効率で自分でも嫌になった。
だけどどんなに非効率で時間がかかっても、
最終的にはたどり着ければいい、という思いで
何とか準備を続け・・






を何とかそろえて応募できたとき、
なんだかやりきった充実感があった。

奨学金の倍率は高いから
これだけやっても落ちるかもしれない。
だけど、種をまかないと花は咲かない。
前は応募すらできなかった。
応募できただけで、自分の中で何か変われた気がしたし、
準備をしている時の自分は嫌いじゃない、と思えた。
※奨学金情報は色んなサイトで紹介されています。
分かりやすいのは次のサイト。
● 日米教育委員会 奨学金一覧 http://www.fulbright.jp/study/res/shokin_c.html
● アゴスジャパン http://blog.agos.co.jp/news/category/cat40/
※ブログなのでタイムリーに募集が分かります。