久々の日本 | アメリカの大学院で勉強する、舞のもぐもぐブログ

アメリカの大学院で勉強する、舞のもぐもぐブログ

旧『ベナンで活動する舞のもぐもぐブログ』 

2008年6月~2010年6月の2年間、青年海外協力隊として西アフリカのベナンという国で活動しました。

2012年8月から2014年5月まで、アメリカのブランダイス大学院(Brandeis University)で国際開発学を勉強しました。

ベナンから飛行機に乗って飛び立った瞬間、
ベナンでの2年間の生活が
遠い遠い夢のような出来事に変わった。

全てが客観的に見えて
私の中で 『思い出』 に変わったのだ。

ベナンを出発して25時間
飛行機はようやく日本に降り立つ。

なつかしい日本、
飛行機の窓から田園風景が見えたときは
涙が出そうになった。

「2年ぶりに日本に帰る」
というこの不思議な感覚は
とても言葉じゃ表しきれない。

成田に着いてはしゃぎまくる私たち。
早速売店に行ってみる。

黄色い花

「見て! ポテチとおにぎりが売ってる~!!」
「日本のお金ひさびさに使った! 新鮮。」
「お金渡したら、頂戴いたします って
 言われてびっくりした!!」
「あそこで 納豆の粒 売ってたよ。」 「まじで!?

「なんか小銭を作ろうとしてる自分がいる。」 「分かる~!!
「このサッシェ※がさぁ~」 「サッシェっていうな!(笑)」
「いやいや、このサッシェちゃんと持つところがあって、
 しかも持ちやすいようにくるくるしてもらったんだよ」

※ベナンではビニール袋のことをサッシェと言う

周りからはどんな風に映ってたんだろう・・汗

日本に着いてささいなことにも感動した。
2年ぶりの日本・・・目にする1つ1つが
とても新鮮でうれしかった。

だけど、感動はつかの間で
「そういえばそんな感じだった」
と、長年自分の体に染み付いた感覚を思い出すのに
さほど時間はかからなかった。

そうやって日本の感覚を1つ1つ取り戻していくたびに、
私の中の 「ベナン」 は夢のような
遠い思い出に変わっていった。