武士道 | アメリカの大学院で勉強する、舞のもぐもぐブログ

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旧『ベナンで活動する舞のもぐもぐブログ』 

2008年6月~2010年6月の2年間、青年海外協力隊として西アフリカのベナンという国で活動しました。

2012年8月から2014年5月まで、アメリカのブランダイス大学院(Brandeis University)で国際開発学を勉強しました。

日本にいるときは、日本の悪いところばかりが目についた。
でもベナンに来て1年以上経ってみて、
見えてくるのは日本の良さ。

それが次の2冊の本にうまく書かれていた。
(本の話ばかりでごめんなさいあせる
 最近、本ばっかり読んでいるので (^_^;ゞ )

ベナンで読むからこそ、
実感できる部分がとても多い。
  • 国家の品格

  • 武士道  新渡戸 稲造
  • ベナン人自身が、
    「ベナン人はエゴイスト(利己主義者)だ」
    と言うのを何度か聞いたことがある。

    日本では、自分の利益しか考えない
    そんな人たちも少なからずいたが、
    「日本人はエゴイストだ」 とはやっぱり言えない。

    不正や汚職も日本にはあるが、
    それはほんの一部の人たちである。

    私にとって遠いベナンから見た日本人像は
    「優しくて思いやりがあって不正を嫌う」 民族だった。

    今世界では暗黙の了解で
    文明の発達具合が国の評価基準となっているけど、
    やっぱり国民性や人格が国のレベルを決めると思う。

    これらの2冊に描かれている日本人の良さ、
    情緒力 や 武士道 (仁・義・礼・・) などの精神は
    確かに廃れてきてしまっているけれど、
    まだ完全には無くなってはいないし
    何となく深いところで根付いているような気がする。

    もちろん日本で嫌いなところはある。
    例えば、大量消費社会で物にあふれているとことか、
    エネルギーを使いすぎてることとか、
    食べ物を大量輸入して大量に捨ててることとか・・。

    でもこれらの本に書かれているような、
    昔ながらの日本人の良さに触れるとき、
    「自分はやっぱり日本人でよかった」 と、心から思えるのだった。シラー