でもベナンに来て1年以上経ってみて、
見えてくるのは日本の良さ。
それが次の2冊の本にうまく書かれていた。
(本の話ばかりでごめんなさい

最近、本ばっかり読んでいるので (^_^;ゞ )
ベナンで読むからこそ、
実感できる部分がとても多い。


「ベナン人はエゴイスト(利己主義者)だ」
と言うのを何度か聞いたことがある。
日本では、自分の利益しか考えない
そんな人たちも少なからずいたが、
「日本人はエゴイストだ」 とはやっぱり言えない。
不正や汚職も日本にはあるが、
それはほんの一部の人たちである。
私にとって遠いベナンから見た日本人像は
「優しくて思いやりがあって不正を嫌う」 民族だった。
今世界では暗黙の了解で
文明の発達具合が国の評価基準となっているけど、
やっぱり国民性や人格が国のレベルを決めると思う。
これらの2冊に描かれている日本人の良さ、
情緒力 や 武士道 (仁・義・礼・・) などの精神は
確かに廃れてきてしまっているけれど、
まだ完全には無くなってはいないし
何となく深いところで根付いているような気がする。
もちろん日本で嫌いなところはある。
例えば、大量消費社会で物にあふれているとことか、
エネルギーを使いすぎてることとか、
食べ物を大量輸入して大量に捨ててることとか・・。
でもこれらの本に書かれているような、
昔ながらの日本人の良さに触れるとき、
「自分はやっぱり日本人でよかった」 と、心から思えるのだった。
