何のための結婚か | アメリカの大学院で勉強する、舞のもぐもぐブログ

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旧『ベナンで活動する舞のもぐもぐブログ』 

2008年6月~2010年6月の2年間、青年海外協力隊として西アフリカのベナンという国で活動しました。

2012年8月から2014年5月まで、アメリカのブランダイス大学院(Brandeis University)で国際開発学を勉強しました。

私の家の敷地内では、
家 同じ長屋に住んでいる
2家族のお父さんが同じである。

ベナンで活動する舞のもぐもぐブログ-敷地の家

お父さんは仕事で別居しており、
たまに訪ねてくると、
まずは1番右の家に立ち寄り、
しばらくして2軒左となりの家に行くのだ。

ベナンでは 「一夫多妻制」 が
すでに禁止されているようだが、
アブランクーのような田舎では昔の名残か、
複数の奥さんを持つ人をよく見かける。

家にはそれぞれ4人ずつ子供が住んでおり、
お母さんがご飯を売ったりして、
生活を切り盛りしている。

こういう例はたくさん見た。

奥さんが何人かいる場合、
お父さんはそのうちの1人としか一緒に住めないため、
(もしくは仕事で1人暮らしをしている場合も多い)
残りの奥さんとは別居することになる。

さらに、そこまでお金持ちではなかったり、
自分で稼いだお金を家に入れないお父さんが多いため、
基本的に日々の生活費は
お母さんが売り子をしたりして稼いでいるのだ。

4~5人の子供を育て、
家事をしながら。

なんて、たくましい><


・・と、ここで
「何のために結婚するんだろう??」
という疑問が沸く。

一緒に暮らせもしないのに、
生活費をもらえるわけでもないのに、
子供を産ませられて、育てさせられて
ただ苦労させられるだけみたい。

人に聞いてみると、
「結婚しないと世間体が悪い」
のだそうだ。

ふ~ん。

実際養えないのに、
何人も奥さん (と子供) を持つってどうなんだろうね。

この一夫多妻制が
貧しさ (特に女性) の原因の1つになっているんじゃないか、
と個人的には思っている。