国境の上 | アメリカの大学院で勉強する、舞のもぐもぐブログ

アメリカの大学院で勉強する、舞のもぐもぐブログ

旧『ベナンで活動する舞のもぐもぐブログ』 

2008年6月~2010年6月の2年間、青年海外協力隊として西アフリカのベナンという国で活動しました。

2012年8月から2014年5月まで、アメリカのブランダイス大学院(Brandeis University)で国際開発学を勉強しました。

ベナン北東、ニジェールとの国境には
「ニジェール川」 が流れている。

プル族の村を見学した私たちは
次はニジェール川をモーターボートで下ることに。

まずはここから船乗り場まで移動しなくちゃならない。

「船乗り場まで行くのに、これに乗って行け」
と言われたのが・・・

ベナンで活動する舞のもぐもぐブログ-ニジェール川  『土木建築』 のトラックではなくて、

これ。牛車↓

ベナンで活動する舞のもぐもぐブログ-ニジェール川

7人乗り込んだはいいものの、
牛さんが疲れて何度も足を取られ転んだ。

牛さんが転ぶたびに、牛使いが、
「ちゃんとやれ!!行け!」
とムチでバシバシ叩き、牛さんには本当に悪いことをした><

さらに尋常じゃない揺れ方だったので
みんな頭から沼につっこむ覚悟をした。
ジェットコースターより怖かった・・。ガーン

<船乗り場>

ベナンで活動する舞のもぐもぐブログ-ニジェール川

ベナンで活動する舞のもぐもぐブログ-ニジェール川  小船を作っていた


そして船乗り場で私たちを待っていたのは、
なんと海兵用の立派なモーターボートだった。

ベナンで活動する舞のもぐもぐブログ-ニジェール川

・・なんで??目

海兵さんが、背中に猟銃を抱えて
私たちと一緒に乗り込もうとする。

「ちょちょちょ、ちょっと待って。
なんであの人猟銃持ってるの??」

と、ガイドに聞くと
「誰かに襲われたときのためだよ。
僕だってほら。」
と腰につけたピストルを見せられた。

・・・。

そして、船は出発した。

 
ニジェール川は果てしなく広い。
右側の陸がベナン、左側の陸がニジェールである。


私たちは、国境の上にいた。


ニジェールとニジェールの人たち↓


気がつくと、船の後ろでは、なぜか海兵が双眼鏡を持って
辺りを一生懸命観察している。

パトロールしている・・。

私達は海兵の取り締まりのため、
ガソリン代を払わされただけのようだった。
ガソリン代が無くて、
なかなか取り締まりができていいなかったらしい。
私たちの観光に便乗して海兵が仕事をしている。
なんてこった。

・・・そして、嫌な予感は的中した。

帰り際、すっかりくたくたになった私たちの前に
密輸をしている人たちが現れた。
運の悪いことにちょうど船に積荷を積んでいるところだった。
(たぶんとうもろこしの粉)

「あちゃ~、しまった」
という顔をみんなしている。

彼らの罰金の値段交渉のとき
当然のように私たちは待たせられた。

あの~、私たち観光しに来てるんですけど・・。

というか、私たちがガソリン代払ってるんですけどむかっ


さらにくたくたになったのだった。DASH!

ベナンで活動する舞のもぐもぐブログ-ニジェール川  観光気分の海兵さんたち・・汗


素敵な景色を見られたのはすごく良かったけれど、
もう1つだけ残念だったことがある。

ガイドブックに
「10億匹の鳥がいる」
と書いてあった 『鳥の島』 では、
数匹の鳥しか見ることができなかった。

ベナンで活動する舞のもぐもぐブログ-ニジェール川   ベナンで活動する舞のもぐもぐブログ-ニジェール川

『雲かと思ったら鳥だった』 くらい期待していた。

島の奥に入れば見られる、とのことだったが、
怪しいものである。