「ニジェール川」 が流れている。
プル族の村を見学した私たちは
次はニジェール川をモーターボートで下ることに。
まずはここから船乗り場まで移動しなくちゃならない。
「船乗り場まで行くのに、これに乗って行け」
と言われたのが・・・

これ。牛車↓

7人乗り込んだはいいものの、
牛さんが疲れて何度も足を取られ転んだ。
牛さんが転ぶたびに、牛使いが、
「ちゃんとやれ!!行け!」
とムチでバシバシ叩き、牛さんには本当に悪いことをした><
さらに尋常じゃない揺れ方だったので
みんな頭から沼につっこむ覚悟をした。
ジェットコースターより怖かった・・。

<船乗り場>


そして船乗り場で私たちを待っていたのは、
なんと海兵用の立派なモーターボートだった。

・・なんで??

海兵さんが、背中に猟銃を抱えて
私たちと一緒に乗り込もうとする。
「ちょちょちょ、ちょっと待って。
なんであの人猟銃持ってるの??」
と、ガイドに聞くと
「誰かに襲われたときのためだよ。
僕だってほら。」
と腰につけたピストルを見せられた。
・・・。
そして、船は出発した。
ニジェール川は果てしなく広い。
右側の陸がベナン、左側の陸がニジェールである。
私たちは、国境の上にいた。
ニジェールとニジェールの人たち↓
気がつくと、船の後ろでは、なぜか海兵が双眼鏡を持って
辺りを一生懸命観察している。
パトロールしている・・。
私達は海兵の取り締まりのため、
ガソリン代を払わされただけのようだった。
ガソリン代が無くて、
なかなか取り締まりができていいなかったらしい。
私たちの観光に便乗して海兵が仕事をしている。
なんてこった。
・・・そして、嫌な予感は的中した。
帰り際、すっかりくたくたになった私たちの前に
密輸をしている人たちが現れた。
運の悪いことにちょうど船に積荷を積んでいるところだった。
(たぶんとうもろこしの粉)
「あちゃ~、しまった」
という顔をみんなしている。
彼らの罰金の値段交渉のとき
当然のように私たちは待たせられた。
あの~、私たち観光しに来てるんですけど・・。
というか、私たちがガソリン代払ってるんですけど

さらにくたくたになったのだった。



素敵な景色を見られたのはすごく良かったけれど、
もう1つだけ残念だったことがある。
ガイドブックに
「10億匹の鳥がいる」
と書いてあった 『鳥の島』 では、
数匹の鳥しか見ることができなかった。


『雲かと思ったら鳥だった』 くらい期待していた。
島の奥に入れば見られる、とのことだったが、
怪しいものである。