勇気を出して、言いたいことを言った。
気になっていたお金の問題、
そのせいで信用できないこと。
それが解消されなければ、一緒に働けないこと。
言っていることが時々違うのが気になること。
この3ヶ月間、一緒に働いていけるか
お店建設のプロジェクトを進めていいか
ずっと悩んでいたこと・・。
彼は賢くて口がうまいから、
もしかしたらうまい言い訳をしたのかもしれない。
でも、話したおかげですっきりした。
「ごめん、それは悪いことをした。」
と素直に謝ってくれたし、
私の言ってることも理解してくれた、ように思う。
(数日後には、ちゃんとお金を返してくれたし)
お店建設についても、支出は全部ノートに書いて
お金は私が直接業者に渡すようにして
問題が出ないようにしよう、と提案してくれた。
人を信用できないと、それだけで神経が疲れる。
今言ったことは本当か、と絶えず考えなくちゃいけない。
だけど私も悪かったのだ。
言いたいことや気になったことは
その場でちゃんと言わないと、
後で1人で色々悩んでしまう。
たとえそれがほんのささいなことだとしても。
ためこんでしまう、私の悪い癖である。

文化や国を超えて
人付き合いをするのは本当に難しい。
逃げるのは簡単だけど、
それじゃわざわざベナンに来た意味が無い。
人間関係の問題、というのは世界中どこにでもある。
今目の前にいる人との問題を解消しなければ、
結局どこに行っても同じ問題がつきまとうだろう。
帰る前にもう少しだけ走ってみよう。

あと一歩だけ前に出たら、
今の環境で成長できるところまで
成長しきれるような気がする。