11月13日(金)から
視覚障害者グループの秘書と
12月に行われる啓発イベントに向けて
スポンサー周りを始めた。

毎日へとへとになり、
家に帰ってはぐったりとして
ただ寝るだけの生活が続いた。
秘書はスポンサー周りをするのは初めてなので、
周る順番やスケジュールなど私がほぼ決めている。
色々と頼ってくる秘書に対して、
「そんなの私だってまだ2回目なんだから、知らないよ!

とたまに言いたくなり、
これはこれでプレッシャーとストレスがあった。
途中でノッてきた秘書は、
今年は自分の村も周りたい、と言い出し、
その村で20人以上訪問したときはさすがの私も
「・・多すぎるんだってば!

とつい怒ってしまった><
彼は、ただやる気があっただけなのに・・。
11月は暑さのせいで体力を奪われ、
時々内臓の調子が悪かった。
夏ばて気味で食欲が無く、よく日射病にもなった。
・・・そして、ついにある晩。

キリで刺したような痛みが突然お腹に走り、
お腹を壊した上、
何度もトイレにかけこんで吐いてしまった。
疲れのせいで免疫力が落ち、
久々に食べ物にあたってしまったらしい。
「痛い~、つらいよ~」 と
お腹を抱えてうめきながら、
悪夢のような長い夜を過ごしたのだった。
こういうことがあると、
『日本じゃこんな思いしなくても済むのに・・』
と、つい思ってしまう。
しかしここはベナン。
ベナンに来たばかりの頃、
全く同じ症状を一度経験したことがあったので、
少しは慣れたものである。
持っていた薬を飲んで1日休み、
気合で治した。
それでもスポンサー周りがまた1日遅れた。
「イベントまで時間が無いのに」 とあせる秘書。
イベントまでに2週間きった時点で集まった金額、
5万6千フラン(約1万1千円)。
去年5万フラン (約1万円) を出してくれたスポンサーは、
今年は 「忙しい」 と取り合ってくれない。
支出予定の17万フラン(約3万4千円)までには
まだまだほど遠いのである。

いったいどうなることやら・・。

