それは、「自分の気の短さ」。
ここ数年、日本では1度も怒ったことが無かった私。
嫌なことを言われれば、傷つくか落ち込むかするだけで
怒りには達しない。
けんかなんてもちろんするわけない。
そんな私がベナンに来て、
数え切れないほど腹が立ち、けんかし、怒った。
その度に自己嫌悪。


ベナン生活2年目に入って、
怒る気力もだんだんと無くなってきた。
悪い人は自然と離れていって、
だいぶ落ち着いてはきたのだけれど
それでもたまに怒ってしまうことがある。
・何時間も遅刻してへらへらする態度
・連絡無しのドタキャン
・3日先の予定は平気で忘れる習慣
・ぼったくり
・うそばかりつく態度
・「あと○日待って」 を何度も繰り返すお店や省庁、機関
・頼みごとをするときの命令口調で横柄な態度
など
心のどこかで未だに
日本と比べているところがあるのだと思う。
しかし、それだけではない。
とある本にこう書かれてあった。
「怒る、ということは自分の中にも
そういう部分があるから、反応してしまうのだ。
ケチな人はケチな人に怒り、
傲慢な人は傲慢な人に怒る。」
なるほど。
日本では気づきにくい自分のダメな部分が
ベナンでは見えやすい、ということか・・。
「常に穏やかな人のところに人が集まり、
穏やかな人を人は尊敬する。」
とも書いてあった。
う~ん、確かに。
と、いうことで。
帰るまでに自分の悪いところをできるだけ直して、
ベナンでも怒らない人になることが、
新たにできた私の目標。
いい修行だなぁ><;