野菜作りの研修 | アメリカの大学院で勉強する、舞のもぐもぐブログ

アメリカの大学院で勉強する、舞のもぐもぐブログ

旧『ベナンで活動する舞のもぐもぐブログ』 

2008年6月~2010年6月の2年間、青年海外協力隊として西アフリカのベナンという国で活動しました。

2012年8月から2014年5月まで、アメリカのブランダイス大学院(Brandeis University)で国際開発学を勉強しました。

9月17日(木)と18日(金)の2日間、
女性グループのために、
「野菜作りの研修」 クローバー を行った。

女性グループの活動が進んだのは、
なんと9ヶ月ぶり
いやぁ~、本当に長かった><

研修内容は女性グループに要望を聞いたところ、
一番多かった意見が 「野菜作り」 だったのだ。

参加者は野菜作りを行っている
5つの女性グループから8名

1日目は、協力者のNGOのオフィスで
道具や土の耕し方、種の植え方などの
基本的なことを講義形式で行い、

2日目は、ある女性グループに土地を貸してもらい、
実践的に研修を行った。 
今回育てるのは、「アマラント」 と呼ばれる葉っぱ。
ソースに混ぜて料理をするもの。

★まずは草取りをし、くわで土を耕す。

ベナンで活動する舞のもぐもぐブログ-野菜作り5

★次に表面をならしていき、余計な草を取っていく

ベナンで活動する舞のもぐもぐブログ-野菜作り6

★肥料を混ぜる。

ベナンで活動する舞のもぐもぐブログ-野菜作り7

★芽を植えていく。 
このとき、手のひら分の十分な間隔が無いと
野菜が大きく育たない。

ベナンで活動する舞のもぐもぐブログ-野菜作り8

★ まっすぐ・・じゃないけど、まぁこんな感じかな。

ベナンで活動する舞のもぐもぐブログ-野菜作り9

★最後に、水を与えてこの日は終了。
じょうろが無いので、手ではじいて水をあげていた。

ベナンで活動する舞のもぐもぐブログ-野菜作り11

★育つとこんな感じになります。
これはギュウギュウ植えすぎだけど。

ベナンで活動する舞のもぐもぐブログ-野菜作り10


今回、この研修で無謀なことにチャレンジをしてみた。

それは、研修で参加者に参加手当てを支払うという
このベナンのシステムに真っ向から対抗するべく、
(※参考記事 「悪のシステム」 http://ameblo.jp/mymogmog/entry-10321610040.html  )
逆に参加者に研修参加費を支払ってもらうことだった・・!

だって、研修費用 (講師料、食べ物代など) を申請しても
カナダの援助機関から一向に返事が無いんだもん><

ミーティングで女性グループに相談したところ、意外にも
「2000フラン (約400円) までだったら支払ってもいい」
と言ってくれたので、
一度試しにやってみることにした。

<見積もり>
収入
参加手当て:2000フラン(約400円)/1人 研修2日分
        2000フラン×10名(予定)=収入合計2万フラン(約4千円)
支出
講師料:1万フラン(約2千円)※ 2日間分
参加者の交通費や食べ物代:1人1000フラン(約200円)
     1万フラン+1000フラン×10名(予定)=支出合計2万フラン(約4千円)

※講師料はCECPA (農業センター) などの機関に頼むと
1日 (3時間) の研修で最低1万5千フラン (約3千円) かかるが、
今回、そのCECPAで半年研修を受けたNGOの職員が
たまたま見つかったので、特別に安く交渉することができた。

ベナンで活動する舞のもぐもぐブログ-野菜作り4

アナウンスは女性グループを
協力者のNGOと1つ1つ周り、
お金のことをきちんと説明した上で参加者を募った。

それで当日8名も集まったのだから、びっくりした。目

しかし女性グループ内でうまく伝わってなかったのか、
参加者はお金を払う気が一切なく、
むしろ交通費や食べ物代を要求してきた!

やっぱり~・・><;

そりゃ、最初からうまくいくとは思ってないけど、
あれほど何度も説明したのに・・。

結局研修中に1フランも集められず、
後日女性グループを再訪問して
回収するハメになってしまった。

とほほ・・。かお汗

今後、女性グループが 「こういう研修をやりたい」 と
思ったときに、NGOと協力して
自分たちで研修を開ける仕組みが作れれば、
という思いで挑戦した今回の研修。

参加者からお金を集めるのは難しい、
ということは、よ~~~く分かった。

「研修」=参加者には参加手当て、食べ物、交通費が出て、
      講師料が支払われる
という常識がベナンで深く根付いている今、
できるだけ費用をかけないようにするためには、
「研修」 という形を取らない方がいいのではないかと思った。

要は知識を共有できればいいわけだから、
グループを個別に訪問しても
労力と時間は大して変わらない気もするし、
定期ミーティングのついでに、
誰かに少し話してもらう手もある。

協力者のNGOとよく話をして、
何かいい解決法をきっと見つけたいと思う。