ビクトくんの誕生日。

2歳になるらしい。
近所の子の中で、私が一番仲がいい子。
私が玄関のドアを開ける度に、
ギーっという音に反応して
「タター!(現地語でお姉さん、という意味)」
と叫んで駆け寄ってきてくれる。
か、かわいい・・。

活動で嫌なことがあって帰ってきても、
この子の存在だけでいつも癒されている。
今日はビクトくんのお母さんが
料理をふるまってくれた。
みんなめったに食べられないごちそうに、
わくわく。

しかし、ご飯を分けて10分も経たないうちに
みな食べ終わり、雲が散るようにぱーっと解散。
・・あれ??

ビクトくんは食べるのが遅いので、
1人残ってしまった。

ベナンはもともと 「食事」

食べ物が出たらもくもくと無言で食べて、
10分くらいで食べ終わりすぐに片付ける。
外の屋台で食べるときも同じ。
ぱっと食べて、さっと立ち去るのが一般的。
もともと私も 「食べられればいい」 という感覚なので、
ベナンの食事スタイルはかなりぴったりなんだけど・・
こういう誕生日の席ではどうなのか。
ご飯目当てがあからさますぎて、
お祝いする気持ちがあるのか無いのか・・

この文化はなかなか、慣れない (><;)
「もしご飯をふるまわなかったら
どれくらいの人が純粋にお祝いのために
集まってくれるんだろう?」
と、考えずにはいられないのだった。
