ひたすらディスカッション | アメリカの大学院で勉強する、舞のもぐもぐブログ

アメリカの大学院で勉強する、舞のもぐもぐブログ

旧『ベナンで活動する舞のもぐもぐブログ』 

2008年6月~2010年6月の2年間、青年海外協力隊として西アフリカのベナンという国で活動しました。

2012年8月から2014年5月まで、アメリカのブランダイス大学院(Brandeis University)で国際開発学を勉強しました。

3月19日(木)~3月22日(日)、
研修後半はPCM手法について勉強した。

PCM (プロジェクトサイクルマネジメント) とは、
要は、問題解決方法の1つ、だと思う。

・関係者分析
・問題分析 
・目的分析
・アプローチの選択
・PDM(プロジェクトデザインマトリックス)の作成
を通して、具体的なプロジェクトの目標と活動内容を決めていく。

※詳しくは↓ PCMについて載っているサイトを探してみました。
http://pcmtokyo.tripod.com/pcmwhat.htm

A4の紙4枚分くらいの事例を元に、
グループに分かれて1日中議論をした。


★まずは、関係者分析。関わる人たちを整理する。

ベナンで活動する舞のもぐもぐブログ-関係者分析  

★次に、問題分析。何が原因か、
 その原因は何かをつきつめ、整理していく。
 ファシリテーターをやってみたけど、まとめるのがとても難しかった><

ベナンで活動する舞のもぐもぐブログ-問題分析

ほら、こんなに長くなった!
こりゃ、1日かかるわ~。

ベナンで活動する舞のもぐもぐブログ-PCM付箋

★次に、目的分析。
 原因を書いた付箋の上に、解決された状態を書いた付箋を貼っていく。
 例えば、「ゴミが多い」 なら→ 「ゴミが減少する」 など

ベナンで活動する舞のもぐもぐブログ-PCM発表

★アプローチの選択。
 どのアプローチがいいか、基準を決めて評価していく。
 4段階評価なのに、小数点を入れてしまってかなり複雑に・・。

ベナンで活動する舞のもぐもぐブログ-アプローチ投票

★最後にPDMの作成。
 目標と評価数値、活動内容を決めていく。

ベナンで活動する舞のもぐもぐブログ-PCM発表

ベナンで活動する舞のもぐもぐブログ-PDM


これだけで丸3日かかった。
それでも時間が、押しに押した。

ベナンに戻ってから
実際に日本語じゃない言葉で
現地の人とやる、と考えるとちょっとぞっとする。
かなり根気のいることだと思う。

だから、実際に使えるかどうかは分からない。

けれど、最終日、自分でPCMをやってみて、
問題の原因がちゃんと分かってなかったり、
視覚障害者グループのメンバーや
協力者のNGOの人と
何より目標をきちんと共有できていないことに気づいた。
成果を図る指標も作ってなかった。

基本的なことができていないから、
どこか自分よりの活動になってしまっていたのだと気づいた。

そのことに気づけたのは、よかったと思う。


1人で自分の活動について、PCMをやってみる。もくもく・・・

ベナンで活動する舞のもぐもぐブログ-1人PCM

最後に、発表
色んな人の活動が分かってよかった。

ベナンで活動する舞のもぐもぐブログ-PCM発表


最後に、修了証をもらった。
このPCM研修は今後、履歴書に書けるらしい。

日本でも研修をやっているようなので、
興味のある人は受けてもいいかもしれない。

http://www.icnet.co.jp/jp/service/train/tdp/index.html


P.S. 残念ながらPCMにも欠点がある。
この記事も合わせて読むことをオススメします。(3年半後に書いた、正直な感想)
『バカの壁と落とし穴(PCM)』 http://ameblo.jp/mymogmog/entry-11571671958.html