研修後半はPCM手法について勉強した。
PCM (プロジェクトサイクルマネジメント) とは、
要は、問題解決方法の1つ、だと思う。
・関係者分析
・問題分析
・目的分析
・アプローチの選択
・PDM(プロジェクトデザインマトリックス)の作成
を通して、具体的なプロジェクトの目標と活動内容を決めていく。
※詳しくは↓ PCMについて載っているサイトを探してみました。
http://pcmtokyo.tripod.com/pcmwhat.htm
A4の紙4枚分くらいの事例を元に、
グループに分かれて1日中議論をした。
★まずは、関係者分析。関わる人たちを整理する。

★次に、問題分析。何が原因か、
その原因は何かをつきつめ、整理していく。
ファシリテーターをやってみたけど、まとめるのがとても難しかった><

ほら、こんなに長くなった!
こりゃ、1日かかるわ~。

★次に、目的分析。
原因を書いた付箋の上に、解決された状態を書いた付箋を貼っていく。
例えば、「ゴミが多い」 なら→ 「ゴミが減少する」 など

★アプローチの選択。
どのアプローチがいいか、基準を決めて評価していく。
4段階評価なのに、小数点を入れてしまってかなり複雑に・・。

★最後にPDMの作成。
目標と評価数値、活動内容を決めていく。


これだけで丸3日かかった。
それでも時間が、押しに押した。ベナンに戻ってから
実際に日本語じゃない言葉で
現地の人とやる、と考えるとちょっとぞっとする。
かなり根気のいることだと思う。
だから、実際に使えるかどうかは分からない。
けれど、最終日、自分でPCMをやってみて、
問題の原因がちゃんと分かってなかったり、
視覚障害者グループのメンバーや
協力者のNGOの人と
何より目標をきちんと共有できていないことに気づいた。
成果を図る指標も作ってなかった。
基本的なことができていないから、
どこか自分よりの活動になってしまっていたのだと気づいた。
そのことに気づけたのは、よかったと思う。
1人で自分の活動について、PCMをやってみる。もくもく・・・

最後に、発表
色んな人の活動が分かってよかった。
最後に、修了証をもらった。
このPCM研修は今後、履歴書に書けるらしい。
日本でも研修をやっているようなので、
興味のある人は受けてもいいかもしれない。
http://www.icnet.co.jp/jp/service/train/tdp/index.html
P.S. 残念ながらPCMにも欠点がある。
この記事も合わせて読むことをオススメします。(3年半後に書いた、正直な感想)
『バカの壁と落とし穴(PCM)』 http://ameblo.jp/mymogmog/entry-11571671958.html