2月9日(月)、久々にCPS (福祉センター) に
出勤すると、上司がめずらしく出勤していた。
どうやらユニセフから、孤児向けにリュック、ノート、教科書が
ベナン国内の各CPSに配られており、それを配っているらしい。
帰り道、12月の啓発イベントの際、
スポンサー周りで大分お世話になった
タクシーのおじさんと会った。
見ると、CPSで配っていたリュック、ノート類を持っている。
私 「えー、どうして援助を受けられたの?
それって孤児向けじゃないの?」
彼 「俺、病気なんだ」
まさか・・。
私 「え、な、何の病気?」
彼 「エイズ」
・・笑顔でさらっと言われたので、
聞き間違いかと思ったほどだ。
面と向かって 「自分はエイズ」 と告白されたことは
実は初めての経験で、少なからずショックを受けた。
4人も子供抱えちゃって、これからどうするんだろう・・。
ベナンでは、他のアフリカの国に比べて
エイズの感染率は低い、と言われる。
(確か5%もいってなかったような)
しかし他の隊員から、調べ方も偏っている可能性があるし、
ベナンでは死因をよく調べないことがあるので、
本当の感染率は分からない、と聞いたことがある。
もし自分がエイズになったらどうなるんだろう。
今抱えてる自分の悩みなんて、ちっぽけだな、と思った。