デジャブ~問題、再び~ | アメリカの大学院で勉強する、舞のもぐもぐブログ

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旧『ベナンで活動する舞のもぐもぐブログ』 

2008年6月~2010年6月の2年間、青年海外協力隊として西アフリカのベナンという国で活動しました。

2012年8月から2014年5月まで、アメリカのブランダイス大学院(Brandeis University)で国際開発学を勉強しました。

平和な光景だと思ったのもつかの間、
またしても視覚障害者グループ内で口論になった。

まだ私が赴任したての頃、
会長が個人的にキーホルダー(ベナン3色カラー)を作って
売上金を全部よこせと問題になったことがあった。

→参照 「グループ存続の危機」
http://ameblo.jp/mymogmog/entry-10147399887.html


いったん解決したかに見えたその問題、
実はあの時に出しそびれ、
まだ会に入れてない
キーホルダーの売上金が残っていたのだ。
(約14000フラン、約3500円)

「イベント前にまた揉めるのはよくない」 と思った私は
イベント後に出そうと思って取っておいたのだ。

本来であれば、
会長はキーホルダー1個制作につき、50フランもらえ、
残り250フランは会に入れることになっている。
(ベナンカラーのキーホルダーは1個300フランで販売)
だけどメンバーも私も、材料費は会長が個人的に払ったこともあり、
100歩譲って、1個50フランでいいから会に入れる条件でいいと言った。

それなのに、「嫌だ、全部お金をよこせ」
とまたしても会長が言い出し、
私たちの意見を聞く余地が無い。
口論が始まり、結局また9月の時の繰り返しとなった。

議論が平行線で一向に進まない。

そして、あの時と同じように最後にはメンバーが折れ、
「いいから会長にお金を渡せ」
と、言い出した。


・・デジャブ。

だけど前回と唯一違ったことは、私が嫌だと言って
お金を持ったまま途中で帰ったことだ。

私が金庫の鍵をにぎっているので、
私がお金を渡さない限り、
会長はお金を手に入れることはできない。

私はメンバーでもないし、
ただ金庫の鍵を預かっているだけで
そんな権限は無いことは十分承知だし、
私がお金を渡せば済む話ということも十分知っているが、
どうしても、できない。

だって会長が間違っていると思うから。
9月の時も思ったけど、
本当に自分勝手すぎると思う。

間違っていると思っていながら、
私がお金を数えて
自分の手で自らお金を会長に渡すなんて、
できない。

どうしても、できない。

それは文化や価値観の違い以前の道徳的な部分で、
自分がどうしても譲れない部分でもあった。