ベナンの問題と自分の活動について、考えていた。
ベナンの問題は何か?
と10人近くの人に聞いてみると、みんな声をそろえて
「Pauvrete (貧困)」 と答えた。
乞食はほとんど見ないけれど、
路上のご飯150フラン (約40円) すら
払えない人たちがたくさんいるのだという。
貧困のために、学費・食費・医療費が払えず、
子供が育てられず人身売買するなど、
色んな問題が引き起こされる。
経済発展が全てだとは思わないけれど、
今ある問題を解決するくらいの
最低限の所得は必要だと思った。
結局、今ベナンで起こっている問題のほとんどは
住民の所得さえ向上すれば解決できそうなのである。
そうか、じゃ私は今
視覚障害者グループと女性グループと活動しているから、
彼らの所得向上を目標にすればいいんだ、と思った。
私はもともとアフリカの食糧問題に興味があったけど、
かと言って農業や農作物開発にそこまで興味があるわけではなく、
どちらかと言うと、いかに住民の所得を向上させて
飢える人を無くすか、に興味があると思った。
ベナンの問題と、自分の活動と
自分の興味がつながった瞬間だった。
偶然ではあるけれど、
自分の興味があることが今できているのだから、
何て運がいいのだろうと思った。