グループ存続の危機 | アメリカの大学院で勉強する、舞のもぐもぐブログ

アメリカの大学院で勉強する、舞のもぐもぐブログ

旧『ベナンで活動する舞のもぐもぐブログ』 

2008年6月~2010年6月の2年間、青年海外協力隊として西アフリカのベナンという国で活動しました。

2012年8月から2014年5月まで、アメリカのブランダイス大学院(Brandeis University)で国際開発学を勉強しました。

9月9日(火)
以前からあったお金の問題が勃発し
障害者グループメンバー同士が
揉めに揉めてしまった。

 

前任者が活動を終了し、
私が赴任するまで空いてしまった4ヶ月間、
会計がぐちゃぐちゃになっていた。

 

以前決めた売上げ分配があるのにもかかわらず、
リーダーが自分しか作れないキーホルダーを家で作り出した。

その分の売上げは全て自分のものだ、と言い張り、
結局お金を強引にもらってしまった。

 

その場にいたリーダー以外のメンバーは全員
「お金は個人のものではなく、会のものだ」
と猛反対したが、
リーダーは何を言っても頑として聞かず、
お金を渡すしかその場をおさめる方法が無かったのだ。

  
すでに活動終了予定時刻を
3時間もオーバーしていて、みんな疲れきっていた。

  

もっと私がメンバー達と人間関係がすでにできていて、
フランス語で詳しく説明ができて、
もっとちゃんと会の規約を読みこんでいたら、
他の解決策を提案できたかもしれない。

  
でも今の私の力では、
議論の行方を周りに委ねるしかなく、
そんな自分がもどかしかった。

  

彼は人一倍がんばって
キーホルダーを作ったかもしれない。
その分の報酬をほしいという気持ちは分かる。

  

しかし彼はお金を得た代わりに
メンバーと私から、
リーダーとしての信用を失った。

  

適性な会計と、納得のいく適性な報酬配分が
できていなければ組織は簡単に崩壊する。

自分中心主義のリーダーには
メンバーはついていかず、
自分中心主義の考えは
組織を乱し悪影響を及ぼすだけである。

  

次の回からメンバーが
集まらなくなったらどうしよう。

  

それでも、私はこのために来たようなものだし、
たとえ壊れてしまったとしても、
1から立て直すしかなかった。