ショックな出来事 | アメリカの大学院で勉強する、舞のもぐもぐブログ

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旧『ベナンで活動する舞のもぐもぐブログ』 

2008年6月~2010年6月の2年間、青年海外協力隊として西アフリカのベナンという国で活動しました。

2012年8月から2014年5月まで、アメリカのブランダイス大学院(Brandeis University)で国際開発学を勉強しました。

コトヌに上がって、耳にしたこと。

  

それは・・・

 

「同期隊員が帰国した」 という知らせだった。

 

あまりにも突然の出来事で、
ショックでしばらく呆然としてしまった。

 

赴任前のコトヌ最後の夜、
みんなでうどんとサラダを作った日の帰り道、
彼女と交わしたこんな会話が鮮明によみがえってくる。

 

「最近、体がだるいんだよね。」

彼女 「えっ実は私も!!
   ・・もしかして私たちマラリアかなぁ??」

「そうかも・・。だけど、
  何ていうか自分だけは絶対にマラリアに
  ならないっていう根拠の無い自信があるんだよね。」

彼女 「分かる~、私も」

「何が起こるか分かんないんだけど、
  自分だけは絶対に途中帰国はしないっていう自信もある。」

彼女 「そうそう。そうなんだよね~。」

「私たちは大丈夫そうだね。」

  
だけど、彼女はマラリアになり、
その後途中帰国となった。

  

いつか任地へ遊びに行って、
色んなことを話したいと思っていた。
話したかったことが、
話せないままで後悔が残る。
 

本当に何が起こるか分からない、
ということを痛感。

帰国するのは私だったかもしれない。

 

そして今回の話を聞いて
今私が抱えている活動についての悩みなんて
大したことないと感じた。

 

今、健康で活動ができていて、
活動について悩めるということが
どれだけ幸せなことか、痛感させられた。

 

私が2年後に無事帰国し、
日本で再会することが
私が彼女に対してできる
唯一のことかもしれなかった。