『僕等の図書室2』行ってきました。
役者さん6名による朗読劇公演です。
4月に大阪限定で上演されて、好評につき続編の東京公演決定。渋谷、PARCO劇場。
主催が箱の大きさ間違えてしまったことが原因で(マーケティングちゃんとやってください…)事前抽選チケットは超高倍率&一般販売分も速攻完売でしたが、当日券とかそれなりに出てたので、まぁ。
出演者は6名。演目も6つ。
1作品につき読み手の出演者が3名。1名がメインを担当して他2名がサポート?の役割(面子は固定)。
1公演につき3演目の上演で、組み合わせも読まれる順番も公演ごとに異なります。
作品と作品の合間に繋ぎの一人芝居(5分程度)が入るのですが、6人のうち誰が出るのか、これは完全に当日のお楽しみ。
そんな感じです。
演目の内訳と出演者の組み合わせは以下の通り(敬称略)。
『三銃士』村井良大 with 井深克彦、井澤勇貴
『智恵子抄』滝口幸広 with 中村龍介、大山真志
『ピーターパン』中村龍介 with 大山真志、井澤勇貴
『沖田総司』井深克彦 with 中村龍介、村井良大
『走れメロス』大山真志 with 滝口幸広、井深克彦
『ピノキオ』井澤勇貴 with 滝口幸広、村井良大
各人メインの作品1つ、サポート役での作品を2つの計3作品ずつをご担当。
童話から古典、純文学、史実に詩集原作と題材は幅広いです。
ちなみに『智恵子抄』と『ピーターパン』は再演です。
原作がはっきりしているものに関して、脚本は基本的にかなり手が加えてあります。コメディ調に改変されていたり、登場人物の基本設定のみ生かして全く別の物語に仕上げてあったり。
前回の大阪公演では1人の作家さんが全作品手掛けられていたのですが、今回の新作4作品は新たに3名の作家(脚本家)を起用。
作家の手腕で面白さについて単純にかなりの差が出るので、これに関してはもう、観客も出演者にとっても運だったかなーと思ったり。
『智恵子抄』は高村の書いた回顧録部分が読みのメインで、合間に時系列に沿って詩の朗読が挟まる方式。
『沖田総司』は近藤勇、土方歳三との関わりを多めに、沖田の生涯を語る作りでした。
ざっくりした分け方で言うとこの2作がシリアス作品。
各作品ごとにメインの出演者のみ衣裳着用です。
A.『三銃士』村井良大さん
→赤の銃士隊服に羽根付き帽子。マント(?あれ何て言うんだろう…)と帽子は朗読前に外す。
B.『智恵子抄』滝口幸広さん
→書生。袴(上が白、下が青)と下駄。
C.『ピーターパン』中村龍介さん
→サテンの緑ジャージ上下にピーターパンっぽいサテンの緑帽子。+でゴーグル(←再演からの追加お洒落☆)。
D.『沖田総司』井深克彦さん
→水色の新撰組隊士服上下。朗読前に刀は外して旗を後方に立て掛け。
E.『走れメロス』大山真志さん
→テルマエロマエに月桂樹の冠。チークが激しい…(笑)
F.『ピノキオ』井澤勇貴さん
→青ベースの黄色系チェックが混じった半袖の上着に青の半ズボン、長靴下。
こんな感じ。
他2名は最初に出てきた時の国語教師(という設定)服です。
舞台セットは天井に届きそうなくらいの大きな書棚が3つと床に積み上げられた本、その前に椅子が3脚。シンプルですが重厚で丁寧な造りで、雰囲気あっていい感じです。
出演者に当たるスポットの照明が四角だったりするのも、“本”が静かにちゃんと強調されてる感じで「あー、いいなー」と。何気にとても好きです。
SEを除いたBGMがピアノの生演奏なのがまたいい。
日野悠平さん。作曲と演奏をご担当ですが、無理なく自然に、無限に世界観が広がる音ばかりでとてもいいです。でもマチソワの時とかホント1日何時間弾きっぱなしなんだろう;
ピアノと音楽、本当にお好きなんだろうなーと思いますが、それでもお疲れ様です…。
繋ぎの一人芝居については、これがいちばん上手いのって井深さんじゃないかと思います。複雑すぎない設定で、まとめ方も見せ方も上手い。何より、何度見ても退屈しない。これは何気に凄いことだと思います。
滝口さんに関しては予定調和での質問コーナーにされていたので、構成や芝居的な巧拙等は何とも言い難いです。シナリオを考える時間と余裕が無かったのかなーという印象。でも質問への返答はさすがでした。客層を読んだ返しが上手い。
村井さんのパントマイムは攻めてきたなーという印象でした。技術的に“上手い”とは決して言い切れない、いわゆる発展途上ですが、でも丁寧に積み重ねられてるのがちゃんと分かりました。こういうチャレンジ精神好きです。
中村さんはしみじみ達者だなーと思います。構成も工夫してるなー、と。そして一度作った芝居をなぞるのが凄く上手い。いつ見ても何度見ても安定した仕上がり。ただ正直、その上手さはある意味両刃だな、とも思います。
井澤さん頑張った;ダンスで手拍子が起こったらもっとリラックスしてやれたと思うので、煽ってもよかったのかもですね。オチの部分の脚本変えたのは正解だったと思います。初回のあれは確かにちょっとマズかった…。
大山さんは客席への語りかけ方がいいですね。その場で身を翻しながらの一人二役とか、見せ方も工夫してるなーと思いました。そして心が強い。「智恵子抄」の直後にぐっと涙を拭って、笑顔で向き直って堂々と語る姿は凄いと思いました。
OPにBGMに合わせて物語の一節を順に読み上げる口上が。順に、
村井『吾輩は猫である』
滝口『雪国』
中村『銀河鉄道の夜』
井深『赤ずきん』
大山 ”昔々、おじいさんとおばあさんが…”『桃太郎』?
井澤『アリババと40人の盗賊』
村井『走れメロス』
滝口『こころ』
中村『人間失格』ずいぶん溌剌とした葉蔵…(苦笑)
井深『白雪姫』
大山『羅生門』
井澤『眠れる森の美女』
全員『王様の耳はロバの耳』
全員『浦島太郎』
でした(こちらも敬称略で)。
EDは海援隊の「スタートライン」。
出演者の皆さんご自身で考えられた振り付きです。
客席降りもありましたが、色んな意味で消耗すると思うのでどうぞあまり無理なさらず。
各作品については別で。
役者さん6名による朗読劇公演です。
4月に大阪限定で上演されて、好評につき続編の東京公演決定。渋谷、PARCO劇場。
主催が箱の大きさ間違えてしまったことが原因で(マーケティングちゃんとやってください…)事前抽選チケットは超高倍率&一般販売分も速攻完売でしたが、当日券とかそれなりに出てたので、まぁ。
出演者は6名。演目も6つ。
1作品につき読み手の出演者が3名。1名がメインを担当して他2名がサポート?の役割(面子は固定)。
1公演につき3演目の上演で、組み合わせも読まれる順番も公演ごとに異なります。
作品と作品の合間に繋ぎの一人芝居(5分程度)が入るのですが、6人のうち誰が出るのか、これは完全に当日のお楽しみ。
そんな感じです。
演目の内訳と出演者の組み合わせは以下の通り(敬称略)。
『三銃士』村井良大 with 井深克彦、井澤勇貴
『智恵子抄』滝口幸広 with 中村龍介、大山真志
『ピーターパン』中村龍介 with 大山真志、井澤勇貴
『沖田総司』井深克彦 with 中村龍介、村井良大
『走れメロス』大山真志 with 滝口幸広、井深克彦
『ピノキオ』井澤勇貴 with 滝口幸広、村井良大
各人メインの作品1つ、サポート役での作品を2つの計3作品ずつをご担当。
童話から古典、純文学、史実に詩集原作と題材は幅広いです。
ちなみに『智恵子抄』と『ピーターパン』は再演です。
原作がはっきりしているものに関して、脚本は基本的にかなり手が加えてあります。コメディ調に改変されていたり、登場人物の基本設定のみ生かして全く別の物語に仕上げてあったり。
前回の大阪公演では1人の作家さんが全作品手掛けられていたのですが、今回の新作4作品は新たに3名の作家(脚本家)を起用。
作家の手腕で面白さについて単純にかなりの差が出るので、これに関してはもう、観客も出演者にとっても運だったかなーと思ったり。
『智恵子抄』は高村の書いた回顧録部分が読みのメインで、合間に時系列に沿って詩の朗読が挟まる方式。
『沖田総司』は近藤勇、土方歳三との関わりを多めに、沖田の生涯を語る作りでした。
ざっくりした分け方で言うとこの2作がシリアス作品。
各作品ごとにメインの出演者のみ衣裳着用です。
A.『三銃士』村井良大さん
→赤の銃士隊服に羽根付き帽子。マント(?あれ何て言うんだろう…)と帽子は朗読前に外す。
B.『智恵子抄』滝口幸広さん
→書生。袴(上が白、下が青)と下駄。
C.『ピーターパン』中村龍介さん
→サテンの緑ジャージ上下にピーターパンっぽいサテンの緑帽子。+でゴーグル(←再演からの追加お洒落☆)。
D.『沖田総司』井深克彦さん
→水色の新撰組隊士服上下。朗読前に刀は外して旗を後方に立て掛け。
E.『走れメロス』大山真志さん
→テルマエロマエに月桂樹の冠。チークが激しい…(笑)
F.『ピノキオ』井澤勇貴さん
→青ベースの黄色系チェックが混じった半袖の上着に青の半ズボン、長靴下。
こんな感じ。
他2名は最初に出てきた時の国語教師(という設定)服です。
舞台セットは天井に届きそうなくらいの大きな書棚が3つと床に積み上げられた本、その前に椅子が3脚。シンプルですが重厚で丁寧な造りで、雰囲気あっていい感じです。
出演者に当たるスポットの照明が四角だったりするのも、“本”が静かにちゃんと強調されてる感じで「あー、いいなー」と。何気にとても好きです。
SEを除いたBGMがピアノの生演奏なのがまたいい。
日野悠平さん。作曲と演奏をご担当ですが、無理なく自然に、無限に世界観が広がる音ばかりでとてもいいです。でもマチソワの時とかホント1日何時間弾きっぱなしなんだろう;
ピアノと音楽、本当にお好きなんだろうなーと思いますが、それでもお疲れ様です…。
繋ぎの一人芝居については、これがいちばん上手いのって井深さんじゃないかと思います。複雑すぎない設定で、まとめ方も見せ方も上手い。何より、何度見ても退屈しない。これは何気に凄いことだと思います。
滝口さんに関しては予定調和での質問コーナーにされていたので、構成や芝居的な巧拙等は何とも言い難いです。シナリオを考える時間と余裕が無かったのかなーという印象。でも質問への返答はさすがでした。客層を読んだ返しが上手い。
村井さんのパントマイムは攻めてきたなーという印象でした。技術的に“上手い”とは決して言い切れない、いわゆる発展途上ですが、でも丁寧に積み重ねられてるのがちゃんと分かりました。こういうチャレンジ精神好きです。
中村さんはしみじみ達者だなーと思います。構成も工夫してるなー、と。そして一度作った芝居をなぞるのが凄く上手い。いつ見ても何度見ても安定した仕上がり。ただ正直、その上手さはある意味両刃だな、とも思います。
井澤さん頑張った;ダンスで手拍子が起こったらもっとリラックスしてやれたと思うので、煽ってもよかったのかもですね。オチの部分の脚本変えたのは正解だったと思います。初回のあれは確かにちょっとマズかった…。
大山さんは客席への語りかけ方がいいですね。その場で身を翻しながらの一人二役とか、見せ方も工夫してるなーと思いました。そして心が強い。「智恵子抄」の直後にぐっと涙を拭って、笑顔で向き直って堂々と語る姿は凄いと思いました。
OPにBGMに合わせて物語の一節を順に読み上げる口上が。順に、
村井『吾輩は猫である』
滝口『雪国』
中村『銀河鉄道の夜』
井深『赤ずきん』
大山 ”昔々、おじいさんとおばあさんが…”『桃太郎』?
井澤『アリババと40人の盗賊』
村井『走れメロス』
滝口『こころ』
中村『人間失格』ずいぶん溌剌とした葉蔵…(苦笑)
井深『白雪姫』
大山『羅生門』
井澤『眠れる森の美女』
全員『王様の耳はロバの耳』
全員『浦島太郎』
でした(こちらも敬称略で)。
EDは海援隊の「スタートライン」。
出演者の皆さんご自身で考えられた振り付きです。
客席降りもありましたが、色んな意味で消耗すると思うのでどうぞあまり無理なさらず。
各作品については別で。