基本に立ち戻る | 今日も、子どもたちと。

今日も、子どもたちと。

学童での出来事や我が子の話などを、思いつくままに書いていこうと思います。

 

クラブ内実戦をしました。

 

帰りの会が題材で、どんなふうに帰りの会を持っているか?を

それぞれが考えました。

 

今は帰りの会はクラスごとにしています。

それは、少人数にすることで前に立っている人の話をしっかりと

聞ける環境作りのためです。

 

たくさん人数が集まれば、なかなか集中して聞くことができない

けど、30人ほどの集団なら、声も届くし余計な刺激も

そこまでないだろうと提案して、10月から始めました。

 

子どもたちを注目させるためには、大人が前でゲームをしたり

時には子どもがしたり・・まず話を聞ける姿勢を作ってから、

大人は子どもに伝わるようにかみ砕いて話していこうと

取り組み始めました。

 

 

けれども、実践検討で各クラスの取り組みの様子を聞くと、

「子どもが自主的にゲームをしてほしい」

「子どもたちで運営できるようになってほしい」

そんな意見が出てきたのです。

 

”ちょっと待って。ゲームをするとかしないとか、子どもが

主体的に動くとか、それにはまず話を聞けることが前提なはず。

そもそもの目的がすり替わって行ってない?”

と、疑問を持ちました。

 

”楽しい会の方がいいし、子どもが主体的に前に出てゲームを

したりみんなを楽しませるのは素敵なことだけど、

それにはまず人の話に耳を傾ける状態になること。

それができているのかな?

そもそも目的が分かっているのかな?”

 

私の中で疑問がぐるぐると回りました。

 

いつも保育会議で出てくるのは、子どもたちが部屋に入って

来ないとか、子どもたちが落ち着いて座っていられないという

話だからです。

 

 

話を聞けない集団に話を聞く姿勢を作るならば、まずは大人主導でやっていかないとできません。

話を聞くことを定着させてから、やっと子どもに任せてみようと

段階に持っていける。

 

話を聞くという基本をすっ飛ばして、応用からやってみても

それには無理があるし、難しい。

それで、「帰りの会がまとまらない・・」と悩むのは時間の

無駄です。

 

 

 

 

「帰りの会の目的は何ですか?」

 

基本に戻って、もう一度ここを考えていきたいと思います。